「ラジエントヒーター」と「シーズヒーター」は電気を熱に変えて利用する装置です。
この2つはどのような装置で何が違うのでしょうか。
今回は、「ラジエントヒーター」と「シーズヒーター」の違いを解説します。
「ラジエントヒーター」とは?
「ラジエントヒーター」とは、「ニクロム線を加熱して調理する調理器具」です。
「ラジエントヒーター」の使い方
電気式調理器具の一種でトッププレートの下に埋め込まれたニクロム線に電気を流して加熱し、発熱したニクロム線から伝わる熱を利用して鍋やフライパンなどを温めて料理を作る調理用の装置を指します。
いわゆる電気コンロの一種で熱効率はあまり良くなく電気代がかさみます。
「シーズヒーター」とは?
「シーズヒーター」とは、「金属パイプの内部に埋め込まれた絶縁体で包んだニクロム線に電気を流して発熱させて利用する装置」を指す言葉です。
「シーズヒーター」の使い方
電気を流して加熱したニクロム線の熱を金属パイプ経由で取り出し利用する装置全般を指します。
本来はニクロム線を埋め込んだ金属パイプそのものを指す言葉ですが一般的にはそのような金属パイプを使って生み出した熱を利用する暖房器具や電気コンロなどの装置を指す意味で使われている言葉です。
「ラジエントヒーター」と「シーズヒーター」の違い
調理器具の「ラジエントヒーター」と「シーズヒーター」の違いは「トッププレートの有無」です。
ニクロム線がトッププレートの下に埋め込まれているのが「ラジエントヒーター」、トッププレートがなく金属パイプに埋め込まれたニクロム線が蚊取り線香のように渦巻き状になっていて直接鍋やフライパンに接触して熱を伝えるのが「シーズヒーター」という違いで区別されます。
「ラジエントヒーター」は調理器具のみを指しますが「シーズヒーター」は暖房器具を指すこともあります。
まとめ
「ラジエントヒーター」と「シーズヒーター」はニクロム線を配置する場所の違いで区別されます。
仕組みは似ていますが使い勝手は異なるのでそれぞれの特徴を正しく理解しておきましょう。