「節目をつける」と「節目を迎える」の違いとは?分かりやすく解釈

「節目をつける」と「節目を迎える」の違いとは?言葉の違い【2語】

「節目をつける」「節目を迎える」はどちらも「節目」という言葉を使った表現ですがどのような意味の違いがあるのでしょうか。

今回は、「節目をつける」「節目を迎える」の違いを解説します。

「節目をつける」とは?

「節目をつける」とは、「物事に区切りをつけること」を意味する言葉です。


「節目をつける」の使い方

物事の区切りや切れ目など他と分かれるところを「節目」といいます。

元々は木材や竹などの植物に見られる節があるとこを指す言葉ですが、竹の節は成長とともに間をあけて存在し成長の区切りでできるところから転じて「物事の区切り」という意味で使われている表現です。

「節目をつける」は自らの意思でそこを区切りとする場合に用いる表現で、物事を終わらせたり一旦中断したりなどするさまを表します。


「節目を迎える」とは?

「節目を迎える」とは、「物事が区切りを迎えること」を意味する言葉です。

「節目を迎える」の使い方

予定していた期限を迎えるなど区切りとなる時が訪れることを意味します。

自らの意思とは関係なく自動的に区切られる場合に用いる表現です。

「節目をつける」と「節目を迎える」の違い

「節目をつける」「節目を迎える」の違いは「意志」です。

自らの意思で選択して区切りにするのが「節目をつける」、期限を迎えたり打ち切られたりなど自らの意思とは関係なく強制的に区切りになるのが「節目を迎える」という違いで区別されます。

どちらもひとつの切れ目となる大きな場面になることを意味しますがどのような形で切れ目がもたらされるかによって区別されます。

「節目をつける」の例文

・『還暦を機会に節目をつけることにした』
・『引き継ぎのため仕事に節目をつける』

「節目を迎える」の例文

・『長年続いた事業も一つの節目を迎える』
・『10周年の節目を迎えるにあたり気持ちを引き締め直す』

まとめ

「節目をつける」「節目を迎える」は区切りのつけ方で区別されます。

よく似た言葉なので間違えないようそれぞれの意味を正しく知っておきましょう。