この記事では、「お使いください」と「使ってください」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お使いください」とは?
使うようにすすめる言葉です。
「お使い」は「使う」を敬意を表す形にしたものです。
「使う」を連用形にすると「使い」になります。
動詞の連用形に「お」をつけて、その下に「ください」を続けた形で、相手に何かを要望・懇願する意を表します。
寒そうにしている客と店員のやり取りで説明をします。
ある飲食店に客がやってきました。
この客の席に座っている様子が寒そうです。
それを気にした店員が、ブランケットを差し出しました。
黙って差し出しても、それをどうしていいのかわかりません。
店員は使って欲しくて差し出しているので、それを使うようにすすめる言葉をかけます。
その言葉として用います。
「使ってください」とは?
使うようにすすめる言葉です。
「て」の後に「ください」を続けて、相手に何かを要望・懇願する意を表します。
買い物をするときのことで説明をします。
ある店ではポイントカードを用意しています。
貯めたポイントは支払いの際に使用することができます。
ポイントを使いたいときには、店員に申し出なければなりません。
その際に、客が「ポイントを使ってください」という形でこの言葉を用います。
また、人にものなどをすすめるときにも用います。
お手洗いで先輩と一緒になりました。
先輩はハンカチを持っておらず、手を拭くのに困っています。
そこで、後輩は自分のハンカチを差し出しました。
その際にこの言葉を伝えます。
「お使いください」と「使ってください」の違い
「お使いください」と「使ってください」の違いを、分かりやすく解説します。
何かを使うようにすすめる言葉である点は同じです。
違いは丁寧さです。
前者の方が丁寧な言い方です。
また、自分が持っている何かを自分のために使う、たとえばポイントを使うときなどは、後者の言葉を使用します。
使う場面にも違いがあるのです。
まとめ
2つの言葉は、丁寧さと使う場面に違いがあります。