この記事では、「随所」と「各所」の違いを分かりやすく説明していきます。
「随所」とは?
随所は、ずいしょと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、従うや共にする、成り行きに任せる等の意味を持っている随の漢字に、ところとかありかといった意味を有する所の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ随所は、至る所という意味を表すのです。
「随所」の言葉の使い方
随所は、あちこちという意味で使われる言葉となっています。
随所に見られる、といった形で、何かが至る所に存在している様子等を表現する際に使用されたりするのです。
「各所」とは?
各所は、かくしょと読むべき言葉となっています。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、おのおのやぞれぞれのといった意味の各の漢字に、ばしょや地点といった意味がある所の漢字を付け加える事で完成した言葉です。
以上の事から各所は、あちこちという意味を示します。
「各所」の言葉の使い方
各所は、ここかしこといった意味で用いられている言葉です。
あちこちにあるといった意味を表する言葉であり、関係各所という言葉を良く見掛ける事が出来ます。
これは関係するあちこちの人とか企業といった意味で、利用されている言葉です。
「随所」と「各所」の違い
随所と各所の漢字表記を見比べると、随と各という最初の漢字の違いに気付く事が出来ます。
所が2文字目の漢字は共に、所であり、どちらもあちこちという同じ様な意味を所有しているのです。
ただし随所の方は、至る所という意味があり、頻度的にはより高い意味合いを持っています。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、あちこちという同じ意味があるのです。
そのため互いに類語として使う事が出来ますが、厳密に考えると、各所よりも随所の方が、至る所という意味があるだけに多くあるというニュアンスを指し示す事ができます。