この記事では、「節度」と「節制」の違いを分かりやすく説明していきます。
「節度」とは?
「節度」は「せつど」と読みます。
意味は「行き過ぎず適当な度合いのこと」という意味です。
「節度」の言葉の使い方
「節度」は名詞として「節度がある・ない」「節度を守る」などと使われます。
「節」は「ふし」とも読み「竹のつなぎ目」から転じて「時期」「折」「言動にけじめをつけてはみ出ないこと」という意味、「度」は「ものごとの基準」「程合い」という意味、「節度」で「言動において、けじめのついたはみ出ない程合いのこと」になります。
「節制」とは?
「節制」は「せっせい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「度を越さないよう控えめにすること」という意味です。
2つ目は「規律正しく統制のとれていること」という意味です。
3つ目は「欲望を理性の力によって抑えて秩序正しくすること」という意味です。
「節制」の言葉の使い方
「節制」は名詞として「節制する・した」「節制術」などと使われます。
「節」は「時期」「折」「言動にけじめをつけてはみ出ないこと」という意味、「制」は「形を作り整える」「おさえとめる」という意味、「節制」で「言動をおさえとめてはみ出さない様にすること」になります。
「節度」と「節制」の違い
「節度」は「言動において、けじめのついたはみ出ない程合いのこと」です。
「節制」は「言動をおさえとめてはみ出さない様にすること」です。
「節度」の例文
「節度」の例文は以下の通りです。
・『節度を守ってお酒を楽しむ』
・『収入に見合った節度ある生活をする』
・『式典では各自節度ある態度が望まれる』
「節制」の例文
「節制」の例文は以下の通りです。
・『血圧が高いので飲み会を節制する』
・『小遣いが減ったので交際費を節制する』
・『健康のためにタバコを節制する』
まとめ
今回は「節度」と「節制」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。