「貧困」と「貧しい」の違いとは?分かりやすく解釈

「貧困」と「貧しい」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「貧困」「貧しい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「貧困」とは?

一人というよりも、その場所に住む人々が貧乏である状態を「貧困」【ひんこん】といいます。

「貧困の町が増えた」というように、その場所に住む人たちの生活水準が一般的なレベルより低いので建つ家も古かったり、小さいといった普通の家よりも貧しさが際立っているのです。

また、お金に余裕が無いので子供は学校に行けない、お風呂にさえ入れず薄汚れている「貧困層」もいます。


「貧しい」とは?

収入がとても低いため、日々の生活が普通のレベルより悪い状態であることを「貧しい」【まずしい】といいます。

金銭的に乏しいため光熱費が払えない、食材も満足に揃わないので栄養不足になるような状態が続くのです。

また、着る服にまわすお金さえなく、家も安いアパートに何人も家族が暮らすといった状況はまさに貧乏な生活になります。


「貧困」と「貧しい」の違い

「貧困」「貧しい」の違いを、分かりやすく解説します。

日々の生活に困窮する人々が大勢いる村や町、国を指すのが「貧困」です。

明らかに貧乏暮らしのため痩せ細っていたり、ガス、水、電気もいつ止まるか分からない生活している人を指します。

もう一方の「貧しい」は安い服しか買えず、自分が好きなものは買えない生活している人を指すのです。

複数の人だけでなく、一人暮らしの者でも一般的な生活水準に満たない生活する者が対象になります。

使い方としては、「貧しいため賃貸料が払えない」と言い方して、いかにお金がない状態であるか伝えるわけです。

「貧困」の例文

・『日本に貧困層が多いのは、安い賃金に疑問を持たないからだ』
・『貧困生活する人が多い町には、倒壊の危険性がある空き家が多い』

「貧しい」の例文

・『極めて貧しい人は炊き出しに行き、服や生活用品を受け取る』
・『瓦は落ち、窓も割れた家に住む貧しい人は孤独な生活する』

まとめ

いかに貧しいか伝えられる言葉を2つご紹介しましたが、多くの人々が貧乏である状況を「貧困」といい、「貧しい」は今の生活が苦しいといえるときに使うといいでしょう。