「品行方正」と「悪逆無道」の違いとは?分かりやすく解釈

「品行方正」と「悪逆無道」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「品行方正」「悪逆無道」の違いを分かりやすく説明していきます。

「品行方正」とは?

「品行方正」「ひんこうほうせい」と読みます。

意味は「行いや心がけが正しく立派なこと」です。


「品行方正」の言葉の使い方

「品行方正」は名詞・形容動詞として「品行方正だ・である」「品行公正な人」などと使われます。

「品行+方正」で成り立っている四字熟語で、「品行」「身持ち・振る舞い・行い」という意味、「方正」「行動や心構えが正しいこと」という意味、「品行方正」「振る舞いや心構えが正しいこと」になります。


「悪逆無道」とは?

「悪逆無道」「あくぎゃくむどう・あくぎゃくぶどう」と読みます。

意味は「人の道にはずれた、いちじるしく酷い行いをすること」です。

「悪逆無道」の言葉の使い方

「悪逆無道」は名詞・形容動詞として「悪逆無道だ・である」「悪逆無道なやり方」などと使われます。

「悪逆+無道」から成り立っている四字熟語で、平安時代の法律「律令法」に由来しています。

律令法の中に「十悪」のひとつとして、「悪逆」「主君や父母を殺める罪」「無道」「人の道に外れること」と記されていることから「人の道に外れた酷い振る舞い」として使われる様になりました。

「品行方正」と「悪逆無道」の違い

「品行方正」「振る舞いや心構えが正しいこと」です。

「悪逆無道」「人の道に外れた酷い振る舞い」です。

「品行方正」の例文

「品行方正」の例文は以下の通りです。

・『彼は品行方正でクラス委員に選ばれた』
・『普段は品行方正な人だがお酒を飲むと変わる』

「悪逆無道」の例文

「悪逆無道」の例文は以下の通りです。

・『彼は悪逆無道の限りを尽くして逮捕された』
・『消費者金融から悪逆無道なやり方で取り立てされる』

まとめ

今回は「品行方正」「悪逆無道」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。