「病んでる」と「悩んでる」はそれぞれどのような状態を表す言葉で何が違うのでしょうか。
今回は、「病んでる」と「悩んでる」の違いを解説します。
「病んでる」とは?
「病んでる」とは、「病気を抱えていること」を意味する言葉です。
「病んでる」の使い方
病気になり体に異常や不調が見られる状態にあることを意味します。
正しくは「病んでいる」であり「病んでる」は口語的な言い方です。
病気になってから回復しておらず現在も病気が継続している状態を指す言葉です。
病気の程度や種類に関係なく病を患っている状態であれば「病んでる」と表現します。
「悩んでる」とは?
「悩んでる」とは、「精神的にあれこれと思い苦しみを抱えている状態にあること」を意味する言葉です。
「悩んでる」の使い方
頭の中であれこれと考えたりいろいろ思ったりして苦しむことを「悩む」といいます。
「悩む」に助詞の「て」と助動詞の「いる」がついた言葉が「悩んでいる」で、口語的な言い方だと「悩んでる」になります。
「悩んでる」とは「悩む」状態が継続している様子を表す言葉です。
頭の中でいろいろと思ったまま答えが出ていないまま悩み続けている状態を表します。
「病んでる」と「悩んでる」の違い
「病んでる」と「悩んでる」の違いは「病気」です。
「病んでる」は病気を抱えて苦しい状態にあるのに対し「悩んでる」は思うことの精神的負担で苦しんではいますが病気ではありません。
回復の為に治療を必要とする状態が「病んでる」で、答えが出ると精神的な苦痛から解放されるのが「悩んでる」という違いで区別されます。
「病んでる」の例文
・『一か月も前から病んでるが良くなる気配がない』
・『病んでるせいで体重が激減した』
「悩んでる」の例文
・『昨日からずっと悩んでる』
・『悩んでる間に締め切りが過ぎてしまった』
まとめ
「病んでる」と「悩んでる」は病気かどうかで区別されます。
同じ苦痛を抱えている状態でも全く違う様子を表す言葉なのできちんと区別しましょう。