この記事では、「どっちでもいい」と「どうでもいい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「どっちでもいい」とは?
複数ある中のどれでもよい、という意味です。
「どっち」は、複数ある中から一つだけを限定しないさまを表す語です。
「どっちを選びますか」「どっちも必要だ」のような使い方をします。
「いい」は「よい」の砕けた言い方で、許容範囲の内であるさま、好ましいさま、適切であるさまを表します。
お菓子を選ぶ場面で説明をします。
ここにミルクチョコレートとイチゴ味のチョコレートがあります。
これをAさんとBさんで分けます。
AさんはBさんに、2つのうち一方を選ぶ権利を与えました。
しかし、Bさんはどんな味でも構わないようで、「どっちでもいい」と答えました。
これは2つあるうちのどちらかを限定しないさまを表しています。
「どうでもいい」とは?
どのようでもよい、という意味です。
「どうでも」は、多くの中から特別に決める必要がないことを表します。
CさんがDさんに対して、自分が持っているお菓子をあげようと考えました。
いくつかお菓子があるので、Dさんに選んでもらうことにしました。
しかし、Dさんはお菓子に興味がないようで、選びことにも興味を持っていないようです。
Cさんの言葉に対して、「どうでもいい」という答えが返ってきました。
どのようにでもなって構わない場面で用います。
「どっちでもいい」と「どうでもいい」の違い
「どっちでもいい」と「どうでもいい」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は、複数ある中から「これ」と限定しない場合をいいます。
後者は、どんなふうになってもよいという意味合いです。
「赤い靴と黒い靴どちらがいい」と質問をしたとします。
前者を伝えた場合は赤でも黒でもどちらもよいという意味合いで、後者を伝えた場合は赤であろうが黒であろうが興味はない、好きにすればよい、といった意味合いになります。
まとめ
似たような場面で使われる言葉ですが、意味合いは異なります。