「したたか」と「ずる賢い」の違いとは?分かりやすく解釈

「したたか」と「ずる賢い」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「したたか」「ずる賢い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「したたか」とは?

「したたか」の意味は以下の通りです。

1つ目は「粘り強くて他からの圧力になかなか屈しない様子」という意味です。

2つ目は「強くてしっかりしている様子」という意味です。

3つ目は「程度が甚だしい様子」という意味です。

4つ目は「分量が大変多い様子」という意味です。


「したたか」の言葉の使い方

「したたか」「強か・健か」と書き、形容動詞として「したたかだ・である」「したたかな人」などと使われたり、副詞として「したたかに生きる」などと使われたり、名詞として「したたかさ」などと使われます。

基本的に、「逆境に負けない力強さと柔軟さがある様子」「程度が甚だしい様子」に使われる言葉です。


「ずる賢い」とは?

「ずる賢い」とは、「人を出し抜く様な良くないやり方を思いつく能力があること」という意味です。

「ずる賢い」の言葉の使い方

「ずる賢い」は形容詞として使われたり、副詞として「ずる賢く考える」などと使われたり、名詞として「ずる賢さ」などと使われます。

「ずる」は形容詞「ずるい」の略で「自分の利益を得たりするために、要領よく振る舞う様子」という意味、「賢い」「頭の働きが鋭く、知能にすぐれている」「抜け目がない」という意味、「ずる賢い」「自分の利益の為に、抜け目なく行動すること」になります。

「したたか」と「ずる賢い」の違い

「したたか」「逆境に負けない力強さと柔軟さがある様子」「程度が甚だしい様子」です。

「ずる賢い」「自分の利益の為に、抜け目なく行動すること」です。

「したたか」の例文

「したたか」の例文は以下の通りです。

・『学歴がなくてもしたたかに生きる』
・『転んだ拍子に腰をしたたかに打つ』

「ずる賢い」の例文

「ずる賢い」の例文は以下の通りです。

・『彼はずる賢く立ち回り出世した』
・『彼女はずる賢く人におごらせようとするので避けられている』

まとめ

今回は「したたか」「ずる賢い」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。