「店頭」と「店内」の違いとは?分かりやすく解釈

「店頭」と「店内」の違いとは?言葉の違い【2語】

「店頭」「店内」はお店の場所を示す言葉です。

2つの言葉はそれぞれお店のどの部分を指しているのでしょうか。

今回は、「店頭」「店内」の違いを解説します。

「店頭」とは?

「店頭」とは、「家の中で客が見えるところ」を意味する言葉です。


「店頭」の使い方

店に来た客の目にとまる場所を指します。

一般的には店の表側やレジの近くなど客の目につきやすい場所を指しますが、店の隅の方であっても倉庫など店員しか見られない場所ではなく客が通常目にできる場所であれば広義の「店頭」に含まれます。


「店内」とは?

「店内」とは、「お店の内側」を意味する言葉です。

「店内」の使い方

店舗として用意された区画の内側を指します。

一般的には陳列棚が並べられていたり座席が置かれていたりする客が利用するスペースを指す言葉として使いますが、飲食店の調理場や小売店の倉庫など店で働く人しか出入りできない場所を含む場合もあります。

店舗の内側を指す「店内」に対して店舗の外側を指す言葉が「店外」です。

「店頭」と「店内」の違い

店の入り口付近やレジ周りなど特に客の目にとまりやすい部分が「店頭」、お店として利用しているスペースの内側が「店内」という違いで使い分けられます。

商品を陳列する場合だと「店頭」は客の目につき購入可能な状態で売ることを意味しますが「店内」は外ではなく店の中に陳列することを意味します。

「店頭」は物理的な位置関係よりも客からの見えやすさを重視した表現で「店内」は外ではない物理的な内側のスペースを指す言葉です。

「店頭」の例文

・『店頭に商品を並べる』
・『店頭に並ぶのは発売日になってからだ』
・『季節商品を店頭に陳列する』

「店内」の例文

・『店内を見て回る』
・『店内での飲食は禁止されている』
・『店内にBGMを流す』

まとめ

「店頭」「店内」では指している場所が違います。

お店の形状によって指す場所が異なるため店の中のどこを表しているのかを正しく理解し適切に使い分けてください。