「定期巡回」と「訪問介護」の違いとは?分かりやすく解釈

「定期巡回」と「訪問介護」の違いとは?生活・教育

この記事では、「定期巡回」「訪問介護」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「定期巡回」とは?

365日、24時間の間で何度も定期的に利用者の家を訪問するサービスを「定期巡回」【ていきじゅんかい】といいます。

サービスが始まったのは2012年からであり、地域に密着した介護を提供するわけです。

要介護の患者を介護する家族の負担を少しでも軽減するために始まったこのサービスは、呼べば対応する随時訪問に深夜、早朝であっても家に訪問して看護する者は知識と技術を身に付けたスタッフが対応します。

利用するには介護保険証を持つ65歳以上の人で、市役所の窓口へ利用するために申請する必要性があり、要介護認定された後は事業所に申し込みしてケアプランを受けられるようにするわけです。


「訪問介護」とは?

日中だけサービスを展開する「訪問介護」【ほうもんかいご】は、午前8時前と午後6時以降でも利用可能ですが、別料金がかかってきます。

一人では階段を上り下りできない場合は補助して移動させたり、料理が作れない人には栄養を考えた食事を作るといったサービスを展開するわけです。

また、お風呂に入浴させる、排泄の手助けをするなど訪問介護員が自宅での生活を快適なものにして自立を促します。


「定期巡回」と「訪問介護」の違い

「定期巡回」「訪問介護」の違いを、分かりやすく解説します。

自宅に24時間いつでも訪問して介護する「定期巡回」は、65歳以上で要支援が1か2の人で介護保険証がある人や、居宅介護支援事業所のケアプランに加入するサービスです。

このサービスでは自分の住む場所が介護保険に対応しており、すでに別の訪問介護を受けている人は利用できません。

また、利用料金は定額式を採用しているので早朝や深夜でも別料金はかかりませんが、「訪問介護」の積み上げ式になるため夜間や早朝は割増になります。

また、緊急対応は「定期巡回」のみになるところが違う点です。

まとめ

介護を必要とする人の自宅を訪問するサービスをご紹介しましたが、料金や訪問する時間、サービス内容が異なりますので、公式サイトや資料を見て比較してみるといいでしょう。