「放任」と「見守る」と「放置」の違いとは?分かりやすく解釈

「放任」と「見守る」と「放置」の違い生活・教育

この記事では、「放任」「見守る」「放置」の違いを分かりやすく説明していきます。

「放任」とは?

「放任」「ほうにん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「何もせずに成り行きに任せること」という意味で、特に注意したり手を出したりせずに、自然に結果を出すことです。

2つ目は「人に干渉せずに好きにさせること」という意味で、他人のすることに口を出さず、やりたい様にやらせておくことです。

上記に共通するのは「そのままにしておく」という意味です。


「放任」の使い方

「放任」は名詞として「放任する・した」「放任主義」などと使われます。

基本的に、人やものごとに対して何もせずに、そのまま成り行きに任せることに使われる言葉です。


「放任」の例文

・『上司は放任主義だが部下のやる気を引き出す力がある』

「見守る」とは?

「見守る」「みまもる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「様子や状態に注意しながら見ていること」という意味で、安全・安心である様に気を付けながら見続けることです。

2つ目は「目を離さずにじっと見る」という意味で、目の前のものごとに集中してじっと様子を見続けることです。

上記に共通するのは「様子を見る」という意味です。

「見守る」の使い方

「見守る」は動詞として「見守る・見守った」と使われたり、副詞として「見守って欲しい」などと使われたり、名詞として「見守りロボット」などと使われたりします。

基本的に、様子や状態に注意しながら目を離さずにいることに使われる言葉です。

「見守る」の例文

・『教師は生徒が成長していくのを見守るのが仕事だ』

「放置」とは?

「放置」「ほうち」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「そのまま何も構わないままにしておくこと」という意味で、なにもせずに放っておくことです。

2つ目は「ところかまわず置きっぱなしにすること」という意味で、物を至るところに残したままいなくなることです。

上記に共通するのは「そのままにしておく」という意味です。

「放置」の使い方

「放置」は名詞として「放置する・した」「放置自転車」「放置プレイ」などと使われます。

基本的に、ある物を全く構わずにそのまま残しておくことに使われる言葉です。

「放置」の例文

・『自転車が壊れたので駅前に放置してきた』

「放任」と「見守る」と「放置」の違い

「放任」「人やものごとに対して何もせずに、そのまま成り行きに任せること」という意味です。

「見守る」「様子や状態に注意しながら目を離さずにいること」という意味です。

「放置」「ある物を全く構わずにそのまま残しておくこと」という意味です。

まとめ

今回は「放任」「見守る」「放置」について紹介しました。

「放任」「成り行きに任せる」「見守る」「目を離さない」「放置」「そのまま残す」と覚えておきましょう。