私たちの生活の中で身近な書類と言えば、「願書」と「申請書」と「申込書」などではないでしょうか?
しかし、これらの書類の使い方や意味をしっかりと理解されているでしょうか?
そこでこの記事では、「願書」と「申請書」と「申込書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「願書」とは?
「願書」は「がんしょ」と読みます。
意味は「お願いする内容や趣旨を書いた書面」のことを指しており、主に「高校・大学などの機関の試験を受けて入学したい場合に提出する文書や書類」のことを意味することが多く、「入学願書」とも言われています。
「願書」の例文
「願書」の例文は以下の通りです。
・『願書の受付は明日からだ』
・『願書は郵送でも大丈夫』
最近ではインターネットでも願書を受けるケースが多くなっています。
「申請書」とは?
「申請書」は「しんせいしょ」と言いますが、「官公庁・企業などに対して、一定の個人や会社の希望を認めてもらうために申し立てを行うための書類」を意味しています。
尚、申請者は個人の都合による申し立てという性格と帯びているために、決まった書式や申請期間内で提出するする必要があります。
「申請書」の例文
・『申請書の書式をネットでダウンロードする』
・『申請書の様式でないと申請はできません。』
「申込書」とは
「もうしこみしょ」と読む「申込書」は、「契約を成立させるために申込みの意思を表示した書面のこと」を指しています。
「申込書」の例文
「申込書」の例文は以下の通り。
・『申込書の書き方はサンプルを参考にしてください』
・『申込書の締め切りはとっくに過ぎているよ』
「願書」と「申請書」と「申込書」の違い
では、「願書」と「申請書」と「申込書」にはどのような違いがあるのでしょうか? 「願書」は「学校入試で受験資格を得るために提出する書類のこと」のことを指している場合が多いです。
これに対して「申請書」は「何かしらの許可を得るために提出する書類のこと」であり、自分が所属している学校や企業など組織・団体に対して、自分が希望する許可を求める時に提出することが多くなっています。
「申込書」は「あるサービスを受けたり、集まりの参加資格などを得るために提出する書類」と言うことができるでしょう。
特に企業が顧客を集める時に提出してもらうケースがありますが、契約を成立するために必要なケースの場合には、書面が要求されずに口頭で意思表示をすることも可能。
しかし、口頭だとエビデンスが残らないために、「申込書」で行うのが通例となっています。
ここで「申込書」の使用目的は契約が取り交わされるというものではなく、受付して承諾されるまでに審査が必要な場合となっているのです。
まとめ
ここまで「願書」と「申請書」と「申込書」の違いを説明してきました。
私たちの身近な生活シーンでよく出て来るだけにここで、どのような性格を持っているものなのかをキチンを把握しておきたいものです。