この記事では、「大胆」と「無謀」と「豪胆」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大胆」とは?
「大胆」は「だいたん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「度胸がすわっている様子」という意味で、びくびくせずにどっしりと構えている様子のことです。
2つ目は「行動に対して思い切りが良いこと」という意味で、失敗を恐れずに大きなことに挑戦する意欲があることです。
3つ目は「図太いこと」という意味で、厚かましくて遠慮がないことです。
上記に共通するのは「度胸がある」という意味です。
「大」は「数量や度合いが多い」という意味、「胆」は「きも」とも読み「どっしりと落ち着いた精神力」という意味、「大胆」で「非常にどっしりと落ち着いた精神力があること」になります。
「大胆」の使い方
「大胆」は名詞・形容動詞として「大胆だ・である」と使われたり、形容詞として「大胆な発想」などと使われたり、副詞として「大胆に着こなす」などと使われたりします。
基本的に、度胸が据わっていて図太く、思い切りが良い様子に使われる言葉です。
「大胆」の例文
・『彼女は大胆なデザインを考案した』
「無謀」とは?
「無謀」は「むぼう」と読みます。
意味は「どの様な結果になるかを深く考えていないこと」という意味で、ものごとの先行きを全く考えてないことです。
「無」は「ない」とも読み「存在しない」という意味、「謀」は「はかりごと」とも読み「あれこれと手段を講ずる」「計画する」という意味、「無謀」で「手段や計画性のないこと」になります。
「無謀」の使い方
「無謀」は名詞・形容動詞として「無謀だ・である」と使われたり、形容詞として「無謀な運転」などと使われたり、副詞として「無謀に生きる」などと使われたりします。
基本的に、計画性がなく、結果を深く考えない様子に使われる言葉です。
「無謀」の例文
・『彼は無謀な運転を繰り返して逮捕された』
「豪胆」とは?
「豪胆」は「ごうたん」と読みます。
意味は「度胸が据わっていて、ものごとに動じないこと」という意味で、肝が太くて恐れるものがない様子のことです。
「豪」は「すぐれて力強い」「勢いが盛ん」という意味、「豪胆」で「どっしりと落ち着いた精神力があり、力強いこと」になります。
「豪胆」の使い方
「豪胆」は名詞・形容動詞として「豪胆だ・である」と使われたり、形容詞として「豪胆な言動」などと使われたり、副詞として「豪胆に振舞う」などと使われたりします。
基本的に、度胸が据わっていて、恐れるものなく堂々としている様子に使われる言葉です。
「豪胆」の例文
・『彼は酒を飲むと豪胆に振舞う』
「大胆」と「無謀」と「豪胆」の違い
「大胆」は「度胸が据わっていて図太く、思い切りが良い様子」という意味です。
「無謀」は「計画性がなく、結果を深く考えない様子」という意味です。
「豪胆」は「度胸が据わっていて、恐れるものなく堂々としている様子」という意味です。
まとめ
今回は「大胆」と「無謀」と「豪胆」について紹介しました。
「大胆」は「図太くて思い切りが良い」、「無謀」は「計画性がない」、「豪胆」は「図太くて動じない」と覚えておきましょう。