この記事では、「お引き取りください」と「お帰りください」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お引き取りください」とは?
「お引き取りください(おひきとりください)」とは、「帰ってくれ」や「受け取ってくれ」を敬語表現に変えた婉曲な言い方です。
「お帰りください」とは?
「お帰りください(おかえりください)」とは、「帰ってくれ」を直接的に丁寧に言った表現です。
「お引き取りください」と「お帰りください」の違い
「お引き取りください」と「お帰りください」の違いを、分かりやすく解説します。
「お引き取りください」とは、「帰ってくれ」や「受け取ってくれ」を敬語表現に変えた婉曲な言い方を表しています。
一方、「お帰りください」は、「帰ってくれ」を直接的に丁寧に言った表現を言います。
「お引き取りください」と「お帰りください」は、どちらも「帰ってくれ」と言う意味があります。
ですが、「お引き取りください」は婉曲表現であるのに対し、「お帰りください」は直接的に伝えている点が異なります。
「お引き取りください」の例文
・『「お引き取りください」は「お引き取り願えますか」と言うこともできます』
・『「お引き取りください」をさらに丁寧に言うと、「お引き取り頂きますようお願いいたします」となる』
・『「お引き取りください」と門前払いをされてしまった』
・『「お引き取りください」と言って頭を下げた』
「お帰りください」の例文
・『「お気を付けてお帰りください」は、敬語表現として、相手に敬意を伝えることができる』
・『今日のところはこの辺でお帰りくださいませ』
・『一足先にお帰りください』
・『なるべく早めにお帰りください』
まとめ
「お引き取りください」や「お帰りください」は言う側が相手に「早く帰ってほしい」と言う意味が込められている場合があります。
特に「お引き取りください」は言い方は丁寧ですが、快い対応の時には言わないので、使い方には十分に気を付ける必要があります。
必ずしも丁寧な言葉が、肯定的な意味を含んでいるとは限りません。
その時々で、うまく敬語を使い分けられるようにしていきたいものです。