この記事では、「お煮しめ」と「筑前煮」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お煮しめ」とは?
野菜、乾物、こんにゃくなどを砂糖や醤油などとともに煮しめた食べもののことです。
煮しめるとは、煮汁がほとんど残らないくらいまで煮て、素材に味をしみこませる調理方法をいいます。
この料理の味つけは地域によってさまざまで、だしを効かせたものもあれば、醤油や砂糖などで濃いめの味つけにしたものもあります。
作り方を簡単に説明します。
材料は、大根、にんじん、こんにゃく、ゴボウ、昆布、鶏肉などです。
これらを食べやすい大きさに切り、だし汁、砂糖、醤油とともに煮ます。
水分がなくなるくらいまで煮たら完成です。
醤油で煮るため、色が茶色っぽくなります。
きぬさやや、にんじんなど明るい色の食材を加えると、料理の彩りがよくなります。
「筑前煮」とは?
にんじん、ゴボウ、鶏肉、こんにゃくなどを油で炒めたのち、砂糖や醤油などで煮た食べもののことです。
この料理は、煮る前に食材を油で炒めるという特徴があります。
この調理方法をしているのが筑前地方なので、この名がついたといわれています。
作り方を簡単に説明します。
材料は、にんじん、ゴボウ、鶏肉、こんにゃく、タケノコなどです。
材料を食べやすい大きさに切り、油をひいたフライパンで炒めます。
全体に油がまわったら、醤油、砂糖、水を加えて煮ます。
具材に火が通り、煮汁が少なくなってきたら完成です。
こんにゃくは、スプーンで切ったり、手でちぎったりすると、断面が大きくなり、味がしみ込みやすくなります。
「お煮しめ」と「筑前煮」の違い
「お煮しめ」と「筑前煮」の違いを、分かりやすく解説します。
んじん、ゴボウ、鶏肉などを砂糖や醤油などと煮た食べものである点は同じです。
違いは、煮る前に具材を油で炒めているかです。
後者は油で炒めてから煮ることが特徴です。
まとめ
使用する材料や見た目が似ている食べものですが、油で炒めるのかという点に違いがあります。