「敵」と「適」と「摘」の違いとは?分かりやすく解釈

「敵」と「適」と「摘」の違い生活・教育

世の中には形の似ている文字がたくさんありますがその中で「敵」「適」「摘」というものがあります。

部首の違いがあるこれらの文字ですが、意味合いとしてはどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「敵」「適」「摘」の違いを分かりやすく説明していきます。

「敵」【てき】とは?

「敵」とは、立ち向かう相手や戦争する相手といった意味合いになります。

「敵」という文字のみでも使用することがありますが、ほかの文字と組み合わせることでさまざまな意味を持たせられます。

「敵」の部首は文字の右側の部分で「ぼくにょう」と言います。

打つとか叩くといった意味合いを持つ部首になります。


「敵」の例文

・『敵に立ち向かうには強い精神力が大切だ』
・『宿敵を打ち倒すための策を練る』
(宿敵とは、かねてからの敵という意味を持ちます)


「適」【てき】とは?

「適」とは、何かに当てはまっているというような意味合いを持ちます。

「適」という文字のみで使われることは殆どなくほかの文字と組み合わせることで使用する場合がほとんどです。

「適」の部首は文字の左側の部分で「しんにゅう・しんにょう」と言います。

進むとか走るといった意味合いを持つ部首になります。

「適」の例文

・『会社の課題解決のために最適な戦略を検討する』
(会社の課題解決のためにもっとも当てはまっている戦略を検討するという意味です)
・『適材適所で人材を配置することが重要だ』
(その人の才能に適した部署に人材を配置することが重要という意味です)

「摘」【てき】とは?

「摘」とは、つまみ取るとか選び出すといった意味合いを持ちます。

数多くある中からその時の洗濯に当てはまったものを選び出すといったニュアンスになります。

この文字を先述の「適」と同様にその文字のみで使われることはなく、ほかの言葉と組み合わせることで使用できます。

「摘」の部首は文字の左側の部分で「てへん」と言います。

手に取って持つといった意味合いの部首になります。

「摘」の例文

・『手術によりがん細胞を摘出した』
(手術でがん細胞を取り出したという意味です)
・『植物の成長促進には摘芯が必要だ』
(植物の芽を摘み取ることでほかの芽を成長させられます)

「敵」と「適」と「摘」の違い

「敵」「適」「摘」の違いについてまとめると次のようになります。

「敵」とは、「立ち向かう相手」というような意味合いです。

「適」とは、「それに当てはまっている」という意味合いです。

その文字だけで使われることはほとんどなく、ほかの言葉と組み合わせることで使用される場合がほとんどです。

「摘」とは、「つまみ取るとか選び出す」といったような意味合いです。

ほかの言葉と組み合わせることで使用される場合がほとんどです。

まとめ

「敵」「適」「摘」について紹介してきましたが違いがわかりましたでしょうか。

他にも似たもの同士の漢字がたくさんあります。

この記事をきっかけにそのような漢字について考えてみることも面白いかもしれません。