この記事では、「名人」と「名手」と「達人」の違いを分かりやすく説明していきます。
「名人」とは?
「名人」は「めいじん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「技芸に優れている人」という意味で、ある技芸が人よりいちじるしく優れている人のことです。
2つ目は「ある分野で評判が高い人」という意味で、ある分野に特化して知識や技術に優れていると認めらた人のことです。
3つ目は「囲碁・将棋用語で、棋士の称号のこと」という意味です。
上記に共通するのは「優れていると認められた人」という意味です。
「名人」の使い方
「名人」は名詞・形容動詞として「名人だ・である」「名人戦」「名人芸」「名人の技」などと使われます。
基本的に、ある技芸に優れていると認められた人のことや、将棋のタイトルに使われる言葉です。
「名人」の例文
・『彼はルービックキューブの名人として世界大会に出場した』
「名手」とは?
「名手」は「めいしゅ」と読み、の意味は以下の通りです。
1つ目は「優れた技量を持つ人」という意味で、有名・無名に関わらず、高い技量を持つ人のことです。
2つ目は「囲碁・将棋などで優れた手のこと」という意味です。
上記に共通するのは「技術が優れている人」という意味です。
「名手」の使い方
「名手」は名詞・形容動詞として「名手だ・である」「踊りの名手」などと使われます。
基本的に、知名度のある・なしに関わらず、高い技術を身に着けた人に使われる言葉です。
「名手」の例文
・『彼女はアーチェリーの名手だ』
「達人」とは?
「達人」は「たつじん」と読み、の意味は以下の通りです。
1つ目は「技芸や学問の最高権威にある人」という意味で、ある分野で奥義まで修めている人のことです。
2つ目は「もごとの道理に深く通じた人」という意味で、あるものごとの事情について非常に詳しい人のことです。
上記に共通するのは「最高の域に達する」という意味です。
「達人」の使い方
「達人」は名詞・形容動詞として「達人だ・である」「武芸の達人」「達人の域」などと使われます。
基本的に、技芸や学問において最高権威にある人のことや、転じてある分野で事情に深く通じた人に使われる言葉です。
「達人」の例文
・『彼女は友人から恋愛の達人と呼ばれている』
「名人」と「名手」と「達人」の違い
「名人」は「ある技芸に優れていると認められた人」「将棋のタイトル」という意味です。
「名手」は「知名度のある・なしに関わらず、高い技術を身に着けた人」という意味です。
「達人」は「技芸や学問において最高権威にある人」「転じてある分野で事情に深く通じた人」という意味です。
まとめ
今回は「名人」と「名手」と「達人」について紹介しました。
「名人」は「優れていると認められた人」、「名手」は「技術の高い人」、「達人」は「奥義を修めた人」と覚えておきましょう。