この記事では、「功績」と「功労」と「手柄」の違いを分かりやすく説明していきます。
「功績」とは?
功績とは、こうせきという読み方をする言葉です。
漢字表記を見れば分かる事ですが、立派な仕事といった意味を持つ功の漢字に、積み重ねた成果や仕事といった意味がある績の漢字を加える事により誕生した言葉となっています。
そのため功績は、成し遂げた手柄や優れた成果といった意味を表す言葉です。
「功績」の言葉の使い方
この功績という言葉は、成し遂げる事が出来た素晴らしい手柄、という意味合いで使われる事が多くなっています。
つまりある人が行った、偉業や素晴らしい成果を表する際に使用されているのです。
「功労」とは?
功労は、こうろうという読み方をすべき言葉となっています。
成し遂げた結果や仕事等の意味を持つ功の文字に、精を出して働くといった意味を持っている労の文字を付け足す事で成立した言葉です。
以上の事から功労は、大きな成果とそれを成し遂げるために必要な労力を示します。
「功労」の言葉の使い方
功労は、素晴らしい結果や成果を出すと共に、それに必要な努力といった意味合いを表したい時に用いられる言葉です。
更にそういった形で労苦に耐えて、素晴らしい成果を出した人を功労者という形でこの言葉を使用して表現します。
「手柄」とは
手柄とは、てがらという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、シンプルにてや役割、仕事等を持つ人といった意味がある手の漢字に、材料にするや本質を表す語である柄の漢字を合体させる事で完成した言葉となっています。
だからこそ手柄とは、他人から褒められる様な素晴らしい働きや、功名を表現するのです。
「手柄」の言葉の使い方
他者から評価を受ける様な働きや、素晴らしいと言える様な結果を出した人に対して、この手柄という言葉は用いられています。
しかも手柄は大きな成果のみならず、日常的な小規模な成果にも使用されるという特徴を持つのです。
「功績」と「功労」と「手柄」の違い
功績と功労と手柄の文字表記を並べれば、3つの言葉全てに共通する漢字はない事に気付きます。
ですが見て分かる様に、功績と功労は最初に同じ功の漢字が使われているという共通点はあるのです。
もっとも2文字目は違う事から、表現する意味合いには相違点を見出す事が出来ます。
ちなみに功績は、ある人が成し遂げた優れた成果や結果といった意味を表すのです。
功労は、大きな成果とそれに伴う苦労を同時に示します。
手柄は大小問わずに、他人に褒められる様な素晴らしい働きを表現する言葉です。
まとめ
功績と功労は共に最初に功の漢字が使われているものの、手柄に関しては2つの言葉と共通する漢字はありません。
ですが持つ意味合いは3つとも似た所があるので、違う部分を理解する事で使い分けの際に苦労せずに済みます。
まず功績は、優れた働きや成果といった意味を表す際に使われる言葉です。
次に功労は大きな成果と共に、それに付随する労苦を示す言葉として用いられています。
最後の手柄は、他者から絶賛される様な大きな成果だけでなく日常的な素晴らしい働きにも幅広く使用される言葉です。