「爪」と「皮膚」はどちらも体の一部ですがそれぞれ何を意味しどのような違いで区別するのでしょうか。
今回は、「爪」と「皮膚」の違いを解説します。
「爪」とは?
「爪」とは、「手足の指先にある硬い部分」を指す言葉です。
「爪」の使い方
手足の指の先端には他の部分とは違う硬い器官があります。
指の先端にある他とは違う硬い器官のことを「爪」といいます。
「爪」は角質層が変化してできたもので神経か血管は通っておらず痛みを感じません。
時間とともに少しずつ伸びるので定期的に短く切って手入れします。
野生動物は「爪」を武器として使います。
「皮膚」とは?
「皮膚」とは、「動物の体の表面を覆う器官」のことです。
「皮膚」の使い方
体の内と外を区別し包むように覆っている体表面の器官を指します。
動物の体を外界の刺激から保護する防御の役割を持った器官で暑さや寒さなど温度変化のほか刺激や衝撃、異物や毒物などから体をバリアのように守ります。
表皮、真皮、皮下組織の3つに大きく分かれ常に新しい細胞と入れ替わり続けていて古くなった細胞は垢となって排出されます。
「爪」と「皮膚」の違い
「爪」と「皮膚」の違いは「硬さ」です。
「爪」と「皮膚」は元々同じもので体の表面を覆う「皮膚」の一部が硬く変化したものが「爪」です。
「爪」主成分はケラチンというタンパク質の一種で、皮膚が角質化しとても固くなったものが「爪」に当たります。
元々は同じ細胞から枝分かれしたものですが器官としての役割は全く異なります。
「爪」の大きな役割は「指先の保護」と「物をつかみやすくするため」です。
もし人間の手足に爪がなかったとすると指先は非常に繊細で傷つきやすくなり先端に十分に力が入らないので物をつかみづらくなってしまいます。
「皮膚」には「体の保護」「体温調整」「触覚や温度を感じる」などの役割があります。
「爪」の例文
・『爪を切る』
・『爪を研ぐ』
「皮膚」の例文
・『汗をかいて皮膚がベタベタだ』
・『皮膚に薬を塗る』
まとめ
「爪」と「皮膚」はどちらも体の表面にある器官ですが性質と役割は大きく異なります。
それぞれ何のための器官でどのような特徴があるのか知っておきましょう。