この記事では、選挙において用いられる「次点者」と「落選者」の違いを分かりやすく説明していきます。
選挙の「次点者」とは?
「次点者」は「じてんしゃ」と読みます。
意味は、「選挙において、当選者の次にあたる得票数であった人のこと」です。
「次点者」の言葉の使い方
「次点者」は「次点」ともいい、その時点では落選者に含まれます。
ただし、選挙には「法定得票」という基準があり、「当選に必要な得票数に至っていること」が条件になります。
つまり、選挙の「次点者」で「当選に必要な得票数がありながら、更に上回る得票数の候補者がいて、当選に至らない人のこと」になります。
なお、後日当選者が任期中に死亡・辞職した場合、「次点者」が繰り上げ当選になることもあります。
選挙の「落選者」とは?
「落選者」は「らくせんしゃ」と読みます。
意味は「選挙で当選ラインとされる得票数に足りず、他の候補者より下位なり、選ばれないこと」です。
「落選者」の言葉の使い方
「落選者」は「落選」ともいいます。
「落」は「お(ちる)」とも書き「上から下に位置が下がる」から転じて「基準に達しないで外れる」という意味、「選」は「えら(ぶ)」とも読み「より分けてえらぶ」という意味、「者」は「あることをする人」という意味、選挙の「落選者」で「選挙で選ばれる規準に達しないで外れる人」になります。
選挙の「次点者」と「落選者」の違い
「次点者」は「当選に必要な得票数がありながら、更に上回る得票数の候補者がいて、当選に至らない人のこと」です。
「落選者」は「選挙で選ばれる規準に達しないで外れる人」です。
「次点者」の例文
「次点者」の例文は以下の通りです。
・『開票の結果惜しくも次点者となる』
・『現職議員が次点者となる』
・『次点者が繰り上げ当選となる』
「落選者」の例文
「落選者」の例文は以下の通りです。
・『今回の落選者が次の選挙に出馬する』
・『落選者が挨拶回りする』
・『前年ながら落選者となった人を励ます』
まとめ
今回は選挙において用いられる「次点者」と「落選者」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。