この記事では、「貯蓄」と「貯金」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「貯蓄」とは?
「貯蓄」は「ちょちく」と読みます。
「貯蓄」は、「財貨を蓄えること。
その財貨のこと」という意味があります。
ちなみに「財貨」には「金銭と品物」という意味があります。
この場合の品物には、生命保険や有価証券、株式など、金融商品や、不動産なども含むことになります。
例えば、将来のことを考えて、財貨を蓄えようとする場合は、「将来に備えて貯蓄するなどという文章にできます。
また「貯蓄」には、「所得のうち、消費されないで残った部分」という意味があります。
月末に給料をもらい、次の給料をもらうまでないだに、お金を消費することなく、残っていることがあるかもしれません。
この場合は、「給料の余りが、自然と貯蓄に回った」などという文章を作ることができます。
「貯金」とは?
「貯金」は「ちょきん」と読みます。
「貯金」は、「金銭を貯めること。
また、そのお金」という意味があります。
お金を貯めること、また貯めたお金のことを「貯金」と呼びます。
例えば、小銭を貯めていく箱のことを、「貯金箱」と呼びます。
また、将来のために、毎月決まった金額の金銭を貯めようと考えている人がいるかもしれません。
このような場合は、「毎月決まった額の貯金をする」などという文章にできます。
次に「貯金」には、「野球などのリーグ戦で、勝った数が負けた数を上回っている時の、その差のこと」という意味があります。
逆の場合は「借金」と呼びます。
金銭を貯めることから転じた使い方になります。
例えば、野球チームの勝ち越しが9の時、試合に勝つと、勝ち越しが10になります。
このような場面では、「この試合に勝てば、貯金が10になる」などという文章にすることができます。
「貯蓄」と「貯金」の違い
「貯蓄」と「貯金」の違いを、分かりやすく解説します。
「貯蓄」は、「財貨を蓄えること。
その財貨のこと」という意味があります。
一方で「貯金」は、「金銭を貯めること。
また、そのお金」という意味があります。
このように「貯蓄」と「貯金」は似た印象がありますが、「貯蓄」は「財貨」を蓄えるのに対して、「貯金」は「金銭」を貯める」という違いがあります。
「財貨」には「金銭」と「品物」という意味があるため、「貯蓄」の場合は、「貯金」のように、お金だけでなく、生命保険や有価証券、不動産などの品物も蓄えるという違いがあります。
まとめ
「貯蓄」と「貯金」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。