「立て替える」と「貸す」の違いとは?分かりやすく解釈

「立て替える」と「貸す」の違いとは?金融・経済

この記事では、「立て替える」「貸す」の違いを分かりやすく説明していきます。

「立て替える」とは?

他人に代わってそのときだけ金銭を支払うという意味です。

後で返してもらうことを前提に代わりに支払いをすることをいいます。

たとえば、宅配便を送るためにコンビニに出かけたとします。

コンビニについてみると、お財布を持ってくるのを忘れていることに気がつきました。

慌てていたので忘れてしまったのでしょう。

困っているところに、ちょうど友達がやってきました。

事情を説明すると、友達がその場かぎり支払いをしてくれました。

後で返すことを前提として、このとき支払ってくれたのです。

このような、他人に代わって一時的に金銭を支払うことをいいます。


「貸す」とは?

この言葉には3つの意味があります。

1つめは、自分の金銭や物をある期間だけ人に使わせるです。

自分が持っている本を友達が読みたいので一時的に友達に読ませてあげる、給料日前で困っているようなので返してもらうことを前提に金銭を渡すなどをいいます。

2つめは、使用料をとって、ある期間だけ他人に使わせるです。

「レンタカーを貸す」「部屋を貸す」などをいいます。

このときに使用料が発生します。

3つめは、能力や労力を他人のために差し出すです。

重たい荷物を運ぶのに苦労をしている人がいます。

困っているようなので、自分の力を差し出して荷物運びを手伝うことにしました。

これを「力を貸す」といいます。


「立て替える」と「貸す」の違い

「立て替える」「貸す」の違いを、分かりやすく解説します。

金銭に関する意味が似ています。

前者の場合は、他人に代わって支払いをすることです。

「支払い」という意味が含まれています。

後者はある期間だけ使わすという意味です。

「支払い」という意味は含まれておらず、一時的に使わせるために金銭を渡す、といったことがこれにあてはまります。

また、後者は金銭以外のものを人に使わす意味もあります。

まとめ

金銭に関する意味が似ていますが、意味合いは異なります。

また、一方は金銭に関する事柄以外の意味も持っています。