この記事では、「掛け率」と「利益率」の違いを分かりやすく説明していきます。
「掛け率」とは?
「掛け率(かけりつ)」とは、「商品の小売価格・販売価格に対する卸値(おろしね)の割合=卸値÷小売価格で算出するパーセンテージ・掛け表示」を意味しています。
「掛け率」は小さければ小さいほど利益が大きくなりますが、「掛け率」が「70%」の場合には「7掛け」のようにも表現します。
「掛け率」は商品を仕入れる側からは「仕入原価率(しいれげんかりつ)」と呼ばれ、卸値は「仕入値・仕入原価」といいます。
「利益率」とは?
「利益率(りえきりつ)」とは、「商品・サービスを売った金額の合計である売上高に対する利益の割合=利益÷売上高×100で算出するパーセンテージ」を意味しています。
「利益率」は大きければ大きいほど利益が大きくなりますが、「利益率」は「%」で表示されます。
「利益」には「売上総利益(粗利益)・営業利益・経常利益・税引前利益・当期純利益」の5種類があるため、どの利益を採用したかによって利益率のパーセンテージも変化することになります。
「掛け率」と「利益率」の違い!
「掛け率」と「利益率」の違いを、分かりやすく解説します。
「掛け率」と「利益率」はどちらも「経営財務・ビジネスの利益に関する会計用語」ですが、「掛け率」というのは「商品の小売価格(販売価格)に対する卸値の割合」を意味しています。
「掛け率」に対して「利益率」のほうは、「商品・サービスを売った金額の合計である売上高に対する利益の割合」を意味している違いを指摘できます。
「掛け率」は「小さくなるほど利益が増える・%あるいは掛けで表示する」という特徴を持ち、「利益率」のほうは「大きくなるほど利益が増える・%のみで表示する」という特徴を持っている違いもあります。
まとめ
「掛け率」と「利益率」の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか? 「掛け率」と「利益率」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。
