「分割払い」と「リボ払い」の違いとは?分かりやすく解釈

「分割払い」と「リボ払い」の違い金融・経済

お金を後で支払う方法として「分割払い」「リボ払い」があります。

このふたつの支払い方法にはどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「分割払い」「リボ払い」の違いについて解説します。

「分割払い」とは?

「分割払い」とは、「商品の購入代金を数回に分けて支払う販売方式」を意味する言葉です。

通常の商取引では代金と商品を引き換えに取引が行われます。

この方法では商品を購入する時点で代金を保有していなければならず購入金額が貯まるまで貯金しないと商品を入手できません。

購入金額分のお金を持っていなくても商品を購入できる販売方式が「分割払い」です。

「分割払い」では商品と引き換えに代金を支払うのではなく後日分割して代金を支払うという条件で購入者は支払いよりも先に商品を手にします。

商品の引き渡し後は最初に定められた期間と金額を守り数回に分けて商品代金を完済します。

「分割払い」は手数料や金利はかかるものの購入代金全額を用意する必要がないので経済力の弱い人でも商品を用意に購入できるというメリットがあります。

仕事道具のような稼ぎや利益を生み出す商品の場合は先に商品を入手しお金を稼いで分割払いの代金を支払うことが可能です。

「分割払い」は後で必ず代金を支払うという約束を信用して商品を販売する信用販売方式の一種です。

分割回数や期間は商品によって異なります。

家具や家電などは2回や3回といった少ない回数で支払われることがありますが携帯電話などは2~3年かかる24~36回払いが主流です。


「リボ払い」とは?

「リボ払い」とは、「毎月の返済額を一定額に固定し元金と利息を支払う方式」を意味する言葉です。

高額の商品を購入したいがお金がない場合、毎月の返済負担を抑え他後払い方式であれば生活に与える影響を抑えて無理なく購入できます。

「毎月の支払額を一定額に決め長期間かけて関西まで支払い続ける方式」「リボ払い」です。

「リボ払い」では毎月の返済額が固定されるため高額商品を購入しても家計が圧迫されにくく無理なく返済を続けられるというメリットがあります。

固定返済による負担軽減というメリットがある反面、借入金額が増えても毎月の返済額を増やさないままだと返済金に占める利息の割合が高まり返済を続けてもなかなか元金が減らないというデメリットがあります。

返済金額に対して借入金額が膨らむと返済を続けてもちっとも元金が減らず実質的に利息を払い続けているだけに近い状態になってしまい夫妻が重くのしかかる恐れがあります。


「分割払い」と「リボ払い」の違い

「分割払い」は支払い回数で代金を分割するのに対し、「リボ払い」は先に毎月の支払金額を設定するので商品代金が高額であるほど支払い回数が増加します。

「分割払い」では2回や12回など予め選択できる支払回数が決められていますが「リボ払い」では毎月の最低支払い金額のみが決められており返済回数は毎月の返済金額によって自動的に決まるという違いがあります。

決められた回数で完済するのが「分割払い」、決められた毎月の返済額で関西まで支払うのが「リボ払い」という違いで区別されます。

まとめ

「分割払い」「リボ払い」はどちらも後払い方式を指す言葉ですが仕組みはまったく異なる別物です。

仕組みをよく理解しないまま利用すると過剰に金利を負担するはめになったり返済が追いつかなくなったりする恐れがあります。

利用する前にそれぞれの仕組みをよく調べきちんと理解することが重要です。