税金がかけられているものの価格表示に関係する言葉として「内税」と「外税」があります。
2つの言葉はどのような意味の違いがあるのでしょうか。
今回は、「内税」と「外税」の違いを解説します。
「内税」とは?
「内税」とは、「税金を含んだ価格表示」を意味する言葉です。
「内税」の使い方
消費税などの税金は商品価格に対して課税されるため税率は一緒でも商品によって課税される金額は異なります。
消費者は商品価格と商品に課税される税額を合わせた金額を支払って商品を購入しますが、消費者に店が提示する商品価格表示としては商品価格と税額を合計して表示する方法と商品価格と税額を別に表示する方法の2つが考えられます。
商品価格と税額を合わせた価格表示を意味する言葉が「内税」です。
価格表示の内側に税金が含まれていることに由来する表現で、消費者は表示されている金額を支払うことで別途税金を支払うことなく商品を購入できます。
「外税」とは?
「外税」とは、「税金を含まない価格表示」を意味する言葉です。
「外税」の使い方
税金を含まない商品の本体価格のみを表示する価格表示の方式を指します。
表示されている価格に税金が含まれていないので消費者は表示価格とは別に税金を支払う必要があります。
商品単体の価格がいくらなのかすぐに分かるメリットがある一方、会計で支払う総支払額がいくらになるのかわかりにくいのがデメリットです。
「内税」と「外税」の違い
「内税」と「外税」の違いは「税金を含むか含まないか」です。
税金を含む価格表示が「内税」、税金を含まない価格表示が「外税」です。
消費税については「内税」での価格表示が義務づけられています。
「内税」の例文
・『この価格は内税である』
・『内税の方が支払い額はわかりやすい』
「外税」の例文
・『外税なので別に税金を支払う必要がある』
・『外税の方が税の重さを実感しやすい』
まとめ
「内税」と「外税」は日々の買い物にも関係する重要な言葉です。
買い物で戸惑わないためにも正しく意味を理解しておきましょう。