「凸る」と「凸られる」の違いとは?分かりやすく解釈

「凸る」と「凸られる」の違いとは?分かりやすく解釈新語・ネット語

「凸る」「凸られる」はどちらもネットで誕生したネットスラングです。

2つのスラングはそれぞれ何を意味しどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「凸る」「凸られる」の違いを解説します。

「凸る」とは?

「凸る」とは、「突撃すること」を意味するネットスラングです。


「凸る」の使い方

事前の連絡も入れずに押しかけたりいきなり電話をかけたりなど相手の都合を考えず一方的に接触を図ることを「突撃する」といいます。

都合や事情を考えず勢いに任せて相手にめがけて進む様子から生まれた言い回しです。

ネット用語ではさまざまな言葉を短縮したり置き換えたりしてスラングが作られます。

「突撃する」は最初に「突る」と略され、さらに表記も変わって誕生したのが「凸る」です。


「凸られる」とは?

「凸られる」とは、「直接訪問されたり電話をかけられたりなど突撃されること」を意味するネットスラングです。

「凸られる」の使い方

一般の人が直接自宅にやってきたり携帯電話に直接電話をかけてきたりなど、窓口を通さず当事者が直接接触されることを指します。

炎上した企業や有名人などがターゲットになることが多く、一般の人から直接コンタクトの対象にされることを表します。

「凸る」と「凸られる」の違い

「凸る」「凸られる」の違いは「突撃する側とされる側」です。

相手を直接訪ねたり直に電話をかけたりなど突撃することを意味するのが「凸る」、自宅や会社に人が押しかけてきたり携帯電話に直接電話がかかってきたりなど突撃されることを意味するのが「凸られる」という違いで区別されます。

自分が動く能動的な表現が「凸る」、自分がされる側になる受動的な表現が「凸られる」です。

「凸る」の例文

・『配信者に凸る』
・『不祥事を起こした企業に凸る』

「凸られる」の例文

・『自宅バレして凸られる』
・『住所を晒せば凸られるのは当たり前だ』

まとめ

「凸る」「凸られる」は行為主体の違いで区別されます。

突撃する側とされる側のどちらなのかを基準に区別してください。