この記事では、「dx人材」と「it人材」の違いを分かりやすく説明していきます。
人事にまつわる語を学んでいきましょう。
「dx人材」とは?
dx人材とは最新技術とデータを操り、企業の成長につなげていく人材のこと。
デジタル人材やDX人材と同じ用語です。
dx人材は経済産業省がすすめている政策から、生まれた言葉です。
それによるとdx人材とは、デジタル技術とデータをうまく活用しながら、消費者のニーズにあったビジネスモデルを作っていく人材のこと。
dx人材が増えることによって、従来の悪しき習慣が断たれて、柔軟で風とおしのいい企業風土になると定められています。
新型コロナの感染拡大によって、これまでの常識が通用しなくなっている、あたらしい時代に突入しています。
このような流れを受けて、dx人材の活躍はますます期待されています。
膨大なデータを読み取って、会社を大きく動かしていくのがdx人材の役目です。
「it人材」とは?
it人材とはシステムの運用や、プログラムの管理をおこなう人材のこと。
企業の中核ともいうべきシステムを、最新のものに更新する作業を担っている人です。
社内にある機密事項やデータを、保守する仕事も含まれます。
it人材も経済産業省がすすめている政策から生まれた言葉です。
it人材が増えていくと、システムに漏れがなくなります。
サイバー攻撃を受けにくい、安定したサービスを顧客に提供できるようになります。
インターネットに精通していて、その知識を会社のために捧げられる人がit人材です。
近年ではより一歩、その知識を深く落とし込んだ「高度it人材」も生まれています。
AIなど人工知能の技術に詳しく、その知識を新しいビジネスモデルに活かしていけるのが高度it人材です。
「dx人材」と「it人材」の違い
「dx人材」と「it人材」の違いを、分かりやすく解説します。
・分析する「dx人材」保守する「it人材」「dx人材」と「it人材」はどちらも、これからの時代で活躍が期待される人材です。
dx人材はビッグデータを集めて、分析を進めていく仕事をいいます。
膨大な情報の中から、世の中の空気を読み解いていくのがdx人材の役目です。
またデジタル技術を駆使しながら、新サービスを編み出していきます。
マーケティングや商品開発を担うのがdx人材です。
対するit人材は、セキュリティエンジニアのように、自社のシステムを保守し管理していく役職をいいます。
プログラムの脆弱性を診断して、サイバー攻撃に強いシステムに作り替えていくのがit人材の役目です。
そのためdx人材が攻めの仕事なら、it人材は守りの作業を中心におこないます。
まとめ
「dx人材」と「it人材」の違いを分かりやすくお伝えしました。
「dx人材」はビッグデータを操り新しいサービスを生み出していく、次世代の担い手です。
そしてit人材はプログラムを構築して、安定したシステムを供給できるように励む人をいいます。
どちらも注目の用語です。