この記事では、鉛筆の「HB」と「B」の違いを分かりやすく説明していきます。
「HB」とは?
Hard Blackの頭文字をとったもので、Bの付く鉛筆の中では最も薄く、反面芯が硬いものとなっており、この上にF、H、2Hと進んでいきます。
バランスが良くポピュラーな芯となっており、コンビニエンスストアなどで置かれている削ってある鉛筆はHBであることが多くなっていて、商品数も多くなっています。
また、シャープペンシルの芯としてよく使われています。
鉛筆の太さや形状などは全く関係がなく、芯のみを指定するものです。
近年では筆記において2Bが主流になっているとも言われており、小学生の入学祝い向けの鉛筆セットは2Bであるケースも多くなっています。
小学1年生から使うにしてはHBは硬く薄すぎるという判断もあるのでしょう。
「B」とは?
鉛筆の芯のBlackの頭文字をとったもので、HBよりも1段階芯が柔らかく濃い鉛筆です。
2Bではより濃く柔らかくというように段階が進んでおり、10Bまで存在していますが、10Bの鉛筆は埼玉県中心に流通しているとという珍しい状況にあります。
比較的書きやすいですが2Bが主流の立ち位置にあり、シャープペンシルの芯ではHBの次に商品を見かけるというケースもありますが主流とは言い難いものがあります。
画材として鉛筆を使う場合はあらゆる濃さが必要になるため、できるだけ種類を多数用意できたほうが思い通りにイラストが描きやすいと言えます。
Bの鉛筆はコンビニエンスストアで確実にあるとは言い難く、スーパーや文房具店なら確実に存在しています。
4B以上は画材店のほうが確実に手に入るものと言えます。
「HB」と「B」の違い
「HB」と「B」の違いを、分かりやすく解説します。
Hard Blackの頭文字をとったものがHBでHとBの中間的な存在となり、HBより硬く薄いのがF、Fより硬く薄いのがHとなります。
BはHBより柔らかく濃い鉛筆で力が弱くても書きやすい点がメリットと言えます。
最近では2Bが小学校などで使われる鉛筆の主流とされており、書きやすさ、濃さなどが低学年のこどもでも扱えるというメリットがありますが1990年頃はHBが主流でした。
新たな考えが入り、より書きやすくなったと見ることもできるでしょう。
シャープペンシルも原理として同じなため、HBやBは同じ特性となっています。
シャープペンシルはHBが主流で2Bあたりまでが手軽に買える範囲です。
色鉛筆に関してはBやHBなどの区分は存在しておらず、色の名前が異なっています。
まとめ
「HB」と「B」は鉛筆の芯の硬さと色の濃さを表すもので、Bのほうが柔らかく濃いものとなっています。
2Bはさらに柔らかく濃いことで最近の小学校などで使われる鉛筆の主流になりました。
HBがそれ以前まで主流だったのはバランスの良さで考えられたものと見られますが、子供の手の力を考えると濃く柔らかいほうが良いのでしょう。