塗装工法の「刷毛」と「ローラー」には具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、塗装工法の「刷毛」と「ローラー」の違いを解説します。
「刷毛」とは?
塗装工法の「刷毛」とは、「細い毛を束ねた道具で塗料を表面に塗って行く塗装工法」を指す言葉です。
「刷毛」の使い方
物体の表面に液体を塗布するのに使う細い毛を束ねて作った道具のことを「刷毛」といいます。
塗装工法の「刷毛」とは「刷毛」を使って塗料を塗る塗り方のことです。
塗装方法としては最も古い技術で職人の腕により仕上がりに大きな違いが出ます。
細かい部分や複雑な形状など他の塗り方では塗り切れないところを塗装するのに向いています。
「ローラー」とは?
「ローラー」とは、「回転する筒に塗料を着け転がしながら塗っていく塗装工法」です。
「ローラー」の使い方
コロコロと転がる筒状のローラーの表面に塗料をたっぷりと染み込ませ転がしながら塗料を塗り付けていく方法で、ムラが少なく広い面積を短い時間で塗れるのが特徴です。
住宅の外壁など広い塗装面に適した塗装方法です。
塗装工法の「刷毛」と「ローラー」の違い
刷毛を使って塗るのが「刷毛」、転がるローラーを使って塗るのが「ローラー」です。
「刷毛」は点や線で塗装していくのに対し「ローラー」は幅広い面で塗っていくところに違いがあります。
「刷毛」は接合部分や角など細かい部分もきちんと塗れますが広い面積を塗るには時間が分かります。
「ローラー」は外壁など広い面積を一気に塗れるものの隙間など入り組んだ部分には不向きです。
一般的な塗装作業ではまず「ローラー」で広い面積を塗装し塗りきれない細かい部分を「刷毛」で仕上げていきます。
「刷毛」の例文
・『刷毛でペンキを塗る』
・『隅々まで刷毛で塗料を塗りつける』
「ローラー」の例文
・『外壁をローラーで塗る』
・『ローラーは塗りムラができにくい』
まとめ
塗装工法の「刷毛」と「ローラー」は塗料を塗るのに使う道具と塗り方の違いで区別されます。
向き不向きがあるので塗装箇所に合わせてふさわしい塗装工法を使い分けましょう。