「要は」と「つまり」はどちらも会話の中で使う言葉ですが、具体的にどんな意味でどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「要は」と「つまり」の違いを解説します。
「要は」とは?
「要は」とは、「要約すると」という意味でを持つ言葉です。
「要は」の使い方
それまでの内容のうち重要な部分だけをまとめて短くすることを「要約」といいます。
「要は」とは要約することを意味し、これまでの内容をかいつまんでまとめるときに使う表現です。
一般的には会話の途中でそれまで話した内容を簡単にまとめる時に使い、あらためてめて内容をまとめ仕切りなおすことで話を整理しわかりやすくしたいときに使いします。
会話の中でのみ使う口語表現であり文章では基本的に使いません。
「つまり」とは?
「つまり」とは、「それまでの流れを受けて最終的に行き着くところ」を意味する言葉です。
「つまり」の使い方
「つまり」とは「つまるところ」のことでもうこれ以上どこにも行けないという詰まるところに当たる最終的な到達点を意味します。
会話の中で使う場合はそれまでの会話の流れを受けて行き着く最終的な結論の意味で使われる言葉です。
「要は」と「つまり」の違い
「要は」と「つまり」の違いは「言葉の後に続く内容」です。
どちらも会話の中で使うそれまでの流れを受けた表現ですが「要は」の後にはこれまでの流れを受けて要約した内容が続くのに対し、「つまり」の後に続く内容は流れを受けてたどり着いた結論です。
「りんご1個とみかん1個買うと合わせて何個?」という問題がある場合、「要は」だと内容を要約した解説が続くので「要は1+1ということ」となりますが「つまり」は最終的に導き出される結論が続くので「つまり2個」になります。
まとめ
「要は」と「つまり」はとてもよく似た使い方をする言葉ですが表している意味はかなり大きな違いがあります。
それぞれの言葉が持つ意味を正しく理解しふさわしい内容を述べましょう。