「欲しい」と「必要」の違いとは?分かりやすく解釈

「欲しい」と「必要」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「欲しい」「必要」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「欲しい」とは?

実際に手にしてみたいと思う物を「欲しい」【ほしい】といいます。

例えば、髪の毛を乾かすとき、風力が強いドライヤーを買いたいと思う気持ちを指すわけです。

また、乾かしながら潤いを出せる商品ならばもっといいという望みを持つ感情はまさに「欲しい」という気持ちになります。

また、「彼女が欲しい」と思う気持ちを持ち、付き合える異性を探すべく行動するのも「欲しい」という欲求から出る感情です。


「必要」とは?

絶対になければ困る物を「必要」【ひつよう】といいます。

例えば、子供が虫を研究するとき虫眼鏡や個体の情報が書かれている図鑑が必須だと思うでしょう。

また、宅配業者は個人宅へ荷物を運んだ後、証拠を残すべく住人のサインか印鑑を必ず貰う行為が「必要」になるわけです。

このように、無くてはならないと思うものを指す言葉になります。


「欲しい」と「必要」の違い

「欲しい」「必要」の違いを、分かりやすく解説していきます。

あの商品を買いたい、友人と旅行に出かけるので服を入れて楽に運べる大きな鞄を買おうと思うその気持ちが「欲しい」という人間が持つ要求です。

もう一方の「必要」は、必ず要るものを指す言葉であり、絶対になくては成立しないので困るといった場面で使われています。

自らの欲求を現実のものとするために買う、集める、人から貰うといった行為を指す言葉です。

「欲しい」の例文

・『30代になると、名誉やお金よりも愛してくれる彼氏が欲しい』
・『子供が風呂場で遊べる人形が欲しいというので、店に行った』

「必要」の例文

・『もっと美味しいご飯を炊くには、性能が高い炊飯器が必要だ』
・『社員が必要としているものは、士気を高める行動的な上司である』

まとめ

同じ意味を持つ言葉を2つご紹介しましたが、欲のため手に入れたいと思うのが「欲しい」であり、それがないと成り立たないので困るのが「必要」という違いがあると覚えておくといいでしょう。