2つの関係性における利害を表す言葉には「利害一致」や「利害関係」があります。
この記事では、「利害一致」と「利害関係」の違いを分かりやすく説明していきます。
「利害一致」とは?
「利害一致」とは人や集団などの双方における利益と損害が一致していることを示す言葉です。
利害とは得することと損することを示す言葉であり、こちらはメリットやデメリットと表現することが可能です。
人や集団の双方においてこの利益と損害が一致していることを示すのが「利害一致」であり、この共通認識によってお互いに協力したり仕事をするケースも多く存在します。
「利害一致」は人間関係だけではなく仕事や企業間の関係性、国際間の政治関係に対して使うことも可能です。
「利害関係」とは?
「利害関係」とは人や集団などの双方における利害がお互いに関係しあっている状態を示す言葉です。
これらの利益は完全に一致しているわけではないのですが、大きな関係性を持っていることから双方が協力したり仕事をする場合も多く存在します。
「利害関係」は協力や仕事に繋がるものから、お互いを牽制しあう状態に発展するものも存在します。
「利害関係」を使った用語には「利害関係者(ステークホルダー)」があり、こちらは企業や会社に対して利害関係を持っている者を示す言葉です。
「利害一致」と「利害関係」の違い
「利害一致」は双方の利益と損益が一致している状態を示す言葉です。
「利害関係」とは双方の利益と損益が関係しあっていることを示す言葉です。
「利害一致」の例文
・『利害一致により、共闘することになった』
・『政治的な利害一致により、その国とは休戦することになりました』
「利害関係」の例文
・『その競争相手とは利害関係にあります』
・『利害関係が絡んでいることから、事件は複雑になっています』
まとめ
「利害一致」や「利害関係」は人や集団などに対する利害の状態を表す言葉です。