この記事では、「理性がない」と「自制心がない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「理性がない」とは?
「理性がない」は「りせいがない」と読みます。
意味は「ものごとの是非や周囲の状況、自分の立場などを冷静に考えて判断できない状態」です。
「理性がない」の言葉の使い方
「理性がない」は「理性+が+ない」で成り立っています。
「理性」は「善悪・真偽などを冷静に考え、正しく判断する能力」という意味、「が」は助詞、「ない」は打消しの形容詞です。
基本的に、「その場が最も適切に収まる方法を冷静に判断してその様に行動する能力がないこと」に使われる表現です。
道理をよく考えることに重点を置いた言葉です。
「自制心がない」とは?
「自制心がない」は「じせいしんがない」と読みます。
意味は、「あらゆる自分の感情を我慢できずすぐに言動に移す状態」です。
「自制心がない」の言葉の使い方
「自制心がない」は「自制心+が+ない」で成り立っています。
「自制心」は「自分自身の感情や欲望などをうまく抑えたりコントロールしたりする気持ちや精神力のこと」という意味、「が」は助詞、「ない」は打消しの形容詞です。
基本的に、「あらゆる感情や欲望を我慢する精神力がないこと」に使われる表現です。
最終的に我慢することに重点を置いた言葉です。
「理性がない」と「自制心がない」の違い
「理性がない」は「その場が最も適切に収まる方法を冷静に判断してその様に行動する能力がないこと」です。
「自制心がない」は「あらゆる感情や欲望を我慢する精神力がないこと」です。
「理性がない」の例文
「理性がない」の例文は以下の通りです。
・『コロコロ言うことが変わるので、理性がない人だと思われても仕方ない』
・『彼女は推しの話題になると理性がなくなる』
「自制心がない」の例文
「自制心がない」の例文は以下の通りです。
・『彼はお酒を飲むと自制心がなくなる』
・『自制心がない人とケンカするのは危険だ』
まとめ
今回は「理性がない」と「自制心がない」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。