「スパチュラ」と「ターナー」はいずれも料理に関係する言葉ですが、意味が異なるため区別して覚える必要があります。
この記事では、「スパチュラ」と「ターナー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スパチュラ」とは?
「スパチュラ」は英語の“spatula”が由来となったカタカナ語で、「食材を混ぜたり裏ごししたりする際に使用するヘラ」のことを指します。
料理のほか、化粧品をすくう際や、彫金、粘土細工などの際に使用されることもあります。
「ターナー」とは?
英語の“turner”が語源とされる「ターナー」は、「フライ返し」を意味する言葉です。
主に、フライパンの上にある食材をひっくり返したり取り出したり、混ぜたりする際に使用するキッチンアイテムとして知られています。
「スパチュラ」と「ターナー」の違い
「スパチュラ」も「ターナー」も「調理器具」という意味合いを含む点は共通していますが、以下のような違いがあります。
「スパチュラ」は「ヘラ」を意味し、料理だけでなく美容や工芸などの分野でも使用されています。
料理では食材を混ぜる際や裏ごしする際などに用いられ、木製やシリコン製のものが多く使用されています。
美容分野では小型で樹脂製のものが多く、ジェル状やクリーム状の化粧品をすくったり、グロス型のリップを使用したりする際に用いられています。
また、彫金や粘土細工といった工芸分野では金属製の「スパチュラ」が使われています。
一方、「ターナー」は「フライ返し」を意味し、主に調理時に使用されます。
食材を裏返したり、混ぜたり取り出したりする際に用いるアイテムで、テフロンやステンレス、シリコンなどの素材で作られています。
穴が開いているタイプや開いていないタイプ、食材をのせる部分が大きいタイプや小さいタイプなど様々なバリエーションがあり、料理の種類によって使い分けることが可能です。
まとめ
「スパチュラ」は「食材を裏ごししたり混ぜたりするヘラ」を示し、「ターナー」は「食材をひっくり返したり取り出したりするフライ返し」を示します。
「スパチュラ」が料理以外の分野で使用されていることもチェックしておきましょう。
ぜひ日常的に使用するグッズの違いを知る参考にしてください。
