この記事では、「されています」と「されております」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「されています」とは?
「されている」を丁寧にした敬語であり、「する」という動詞を「される」と表した相手を尊敬する意味と自分が受身になる意味を持っています。
使い方としては、「部長が書類に目を通されています」と言い方する場合、立場が上の人がずっとその状態を続けていると尊敬の念を持って第三者に伝えるのです。
また、「私は兄に愛されています」と自分が受身として使う場面でも使われています。
「されております」とは?
「されている」をより丁寧に伝えるときに使う言葉が「されております」です。
謙譲語の「いる」という意味がある「おる」を使ったこの言葉は自分よりも立場が上の人に対して失礼なく伝えるときに使う丁寧語であり、部下が部長や社長に対して誰が何をしているか伝える言葉になります。
「係長が会議で発言されております」と伝えては、相手に何をどのようにしているか分かりやすく伝えられる言葉です。
「されています」と「されております」の違い
「されています」と「されております」の違いを、分かりやすく解説します。
誰が何しているのかを具体的に職場の人へ伝えるとき使うのが「されています」です。
「課長が部下へ商品の説明されています」といったように、自分よりも立場が上の者や年齢が高い人が何しているか具体的に伝えられます。
もう一方の「されております」は社長や会長といったかなり上の立場の者へ失礼なく、尊敬の念を込めて誰が何しているか伝えるときに使う言葉です。
「されています」の例文
・『すでに係長と課長が企画内容について話しをされています』
・『私は先輩から小言を言われ、美容院にも付き合わされています』
「されております」の例文
・『社長は従業員よりも3時間早く出社されております』
・『部長は先ほど取引先と会うため外出されております』
まとめ
同じ意味を持つ言葉ですが、より丁寧に使えるのが「されております」であり、「されています」よりも尊敬の念を込めて使えると覚えておきましょう。
