「知ってるてい」と「知らないてい」の違いとは?分かりやすく解釈

「知ってるてい」と「知らないてい」の違いとは?言葉の違い【2語】

「知ってるてい」「知らないてい」とはそれぞれどのような意味を持つ言葉で何が違うのでしょうか。

今回は、「知ってるてい」「知らないてい」の違いを解説します。

「知ってるてい」とは?

「知ってるてい」とは、「知っているふりをして」という意味で使われる表現です。


「知ってるてい」の使い方

「知ってるてい」は漢字だと「知ってる体」と書きます。

「体」とは外から見てわかる外見を意味する言葉で中身に関わらず外から見た様子を整えることを指します。

「知ってるてい」とは外から見た時に知ってると見えるようにする、つまり「本当は知らないのに知ってると見せかけること」を指す言葉です。


「知らないてい」とは?

「知らないてい」とは、「知らないことにして」という意味で使われる言葉です。

「知らないてい」の使い方

本当は知ってるのにあえて知らないふりをすることを意味する言葉です。

サプライズが計画されることを知ってしまったがそれを言うと全て台無しになってしまうのであえて知らないふりをしておく、というようなケースで用いられる表現です。

「知ってるてい」と「知らないてい」の違い

知らないのに知っていると見せかけて振る舞うのが「知ってるてい」、知ってるのに知らないふりをするのが「知らないてい」という違いで使い分けられます。

どちらも実際とは異なるように見せかけて周囲を騙す振る舞いを表しますが実際に行なっているあざむき方は正反対です。

「知ってるてい」の例文

・『詳しく知ってるていで話す』
・『全て知ってるていで堂々とする』
・『何も聞いていなかったが知ってる体を貫き通した』

「知らないてい」の例文

・『知らないていをするのも楽ではない』
・『がっかりさせないよう知らないていでサプライズに驚いて見せた』
・『事情は聞いていたが知らないていで話を聞く』

まとめ

「知ってるてい」「知らないてい」は真逆の意味にあたる言葉です。

それぞれの言葉がどのような行動を表しているのか正しく理解して使い分けましょう。