この記事では、“transfer”と“transport”の違いを分かりやすく説明していきます。
「transfer」とは?
“transfer”の意味は以下の通りです。
1つ目は「~を移す」「~を運ぶ」という意味で、人や物を移動させることを言います。
2つ目は「譲渡する」という意味で、権利や財産などを人に譲ることを言います。
3つ目は「転属する」という意味で、組織で転勤させることを言います。
4つ目は「乗り換える」という意味で、電車やバスを乗り継ぐことを言います。
上記に共通するのは「人や物、地位や権利などを移し替えること」という意味です。
「transfer」の使い方
“transfer”は「~を移す」「譲渡する」「転属する」「乗り換える」などの意味で使われます。
自動詞・他動詞として使われたり、名詞として「転送」「転写」「乗り換え」「移籍」などの意味で使われ、「トランスファー」と日本語にもなっています。
基本的に、人や物など形のあるものから、地位や権利、データなど目に見えないものまで幅広く移し替える時に使われる言葉です。
「transport」とは?
“transport”の意味は以下の通りです。
1つ目は「~を輸送する」という意味で、人や物を交通手段を使って運ぶことを言います。
2つ目は「~を夢中にする」という意味で、人を有頂天にすることを言います。
3つ目は「~を流刑にする」という意味で、囚人を遠く離れた監獄に送ることを言います。
上記に共通するのは「人や物を実際に長距離で運ぶこと」という意味です。
「transport」の使い方
“transport”は「~を輸送する」「~を夢中にする」「~を流刑にする」という意味で使われます。
他動詞として使われ、名詞でも使われますが、名詞形は“transportation”になり「輸送」「運送」「運輸」「流刑地」などの意味で使われます。
基本的に、人や物を、交通機関を利用して長距離で運ぶ時に使われる言葉で、運輸会社や輸送会社の英語名に使われることが多くなります。
「transfer」と「transport」の違い
“transfer”は「形のある・なしに関わらず幅広く移し替えること」という意味です。
“transport”は「人や物を交通機関を利用して運ぶこと」という意味です。
「transfer」の例文
・『Please pay this amount by bank transfer. 』
(この金額を銀行振り込みでお支払い願います)
・『I will transfer to Osaka office. 』
(大阪支店に転勤します)
・『I have to transfer my tasks before I leave. 』
(私がいなくなる前に誰かに仕事を引き継がなくてはならない)
「transport」の例文
・『It is convenient to transport. 』
(交通の便がいい)
・『We can transport the article by air&sea. 』
(わが社は商品を飛行機と船で輸送できます)
・『The car was transporedt by ferry. 』
(フェリーで車を輸送した)
まとめ
今回は“transfer”と“transport”について紹介しました。
“transfer”は「移し替える」、“transport”は「輸送する」と覚えておきましょう。