この記事では、“occupy”と“account for”の違いを分かりやすく説明していきます。
両単語とも占めるという意味を持つ単語です。
“occupy”と“account for”の違いを理解して、間違えず使えるようになりましょう。
“occupy”とは?
“occupy”は、占拠する、占領するという意味を持つ動詞です。
個室トイレのサインで“occupied”という形容詞での表記を見たことがある方もいるでしょう。
トイレが使用中の場合に使います。
“occupy”は場所や時間を、何かが占めていると言う時に使います。
例えば、花見の場所取りのように、スペースを自分たちのために確保するときなどに使用するといいでしょう。
スピーチや会議のように、時間がかかる作業にも使えます。
“account for”とは?
“account for”占める、説明する、を意味するイディオム、複合動詞です。
あるひとつの要素が、原因や責任に対して、占めているという時に使います。
例えば、交通事故の原因は車両同士の衝突が30%を占めている、という文章には、“account for”を使います。
交通事故の原因を占めている割合を示しているからです。
また、“account for”は説明するという意味もあります。
類義語には、“explain”などがあり、物事の原因や理由を説明する時に使用するといいでしょう。
“occupy”と“account for”の違い
“occupy”と“account for”の大きな違いは、占めているものが、場所や時間か、原因か責任かという点にあります。
物理的にスペースを何かが占めている場合は、“occupy”を、1つの物事が原因を占めている場合は“account for”を使ってください。
例えば、道路が工事に占領されている場合を挙げてみましょう。
渋滞の車が、道路を占めているという場合には、“occupy”を使います。
渋滞のほとんどの原因を工事が占めている、という場合には“account for”を使用してください。
“occupy”は物理的に何かでいっぱいになっている、“account for”は、主な原因は何である、というイメージを持っておくと使いやすいでしょう。
“occupy”の例文
・His speech occupied 30 minutes.
・The event will occupy this whole park.
“account for”の例文
・A collision between two cars accounts for over 30% of traffic accidents in Japan.
・He accounted for his reaction.
まとめ
“occupy”と“account for”の違いについて説明しました。
同じ、占める、と和訳できる単語でも、何を占めているかによって使い分ける必要があります。
“occupy”と“account for”の違いを理解し、しっかり使い分けられるようになりましょう。