“beat”と“defeat”はどちらも「勝つ」という意味合いがある英単語ですが、どのような場面で使い分けたらいいか分からないという人も多いでしょう。
この記事では“beat”と“defeat”の詳細な意味や使い方を解説しながら、双方の違いを分かりやすく説明していきます。
“beat”とは?
“beat”は動詞や名詞、形容詞で使われる単語で、動詞としては「撃退する」「打ち負かす」「参らせる」といった意味のほか、「打つ」や「叩く」「(叩くように)かき混ぜる」などの意味があります。
名詞では「連打」「脈拍」「拍子」などの意味で使用され、形容詞としては「くたくたに疲れて」といった意味で使われます。
“defeat”とは?
“defeat”は動詞や名詞で使用される単語で、動詞では「(敵などを)破る」「打ち負かす」などのほか「挫折させる」といった意味があります。
名詞では「打破」などの意味がある一方で、「敗北」や「挫折」といった意味も持ち合わせています。
“beat”と“defeat”の違い
“beat”と“defeat”は両者とも「(対戦相手・人に)勝つ」という意味合いがあります。
この意味での違いはほとんどなく、“beat”を“defeat”に書き換えるもしくはその反対で使っても特に差し支えないケースが多いといわれています。
異なる点を挙げるとすれば、“defeat”の方がフォーマルな表現で、ナショナルチームなど大きな団体に対して使用されるイメージがあります。
次に、“beat”と“defeat”の違いを分かりやすく解説します。
“beat”の例文
“beat”は、「対戦相手やチームなどに勝つ」「打ち負かす」など人に対して勝利した際に使用します。
・“I always beat her at basketball.”(私は彼女にいつもバスケットボールで勝つ)
・“We beat them in the semifinals.”(私たちは彼らに準決勝で勝った)
・“Los Angeles angels beat Kansas City Royals.”(エンゼルスはロイヤルズに勝った)
“defeat”の例文
“defeat”も「人に勝った」を意味しますが、“beat”よりフォーマルな表現方法として知られています。
・“He defeated the champion.”(彼はチャンピオンを打ち負かした)
・“ The soccer team defeated the opponent in a penalty shootout.”(そのサッカーチームはPK戦で相手チームに勝った)
また、“defeat”は名詞だと「敗北」や「失敗」などの意味もあります。
・“We accepted the defeat.”(我々は負けを認めた)
まとめ
“beat”と“defeat”は「誰かに勝つ」という意味ではほとんど同じ使い方をしますが、“defeat”の方がやや形式的なのがポイントです。
両者の意味を改めて学ぶことで、英語に対する理解がさらに深まることでしょう。
ぜひ英語学習の参考にしてください。