今では街中にたくさん存在している調剤薬局ですが、そこで事務作業を行っている人の中には「調剤事務管理士」という資格を持っている人がいることをご存じでしょうか。
それでは、この「調剤事務管理士」とはどういう職業でしょうか。
また、「調剤薬局事務」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「調剤事務管理士」と「調剤薬局事務」の違いを分かりやすく説明していきます。
「調剤事務管理士」とは?
「調剤事務管理士」とは、株式会社技能認定振興協会によって認定されている調剤薬局の事務職としてのそのスキルを客観的に証明するものです。
試験に合格すると認定されますが、その試験の中心はレセプトと呼ばれる診療報酬明細書をいかに確実に作成できるかという部分に絞られています。
「調剤薬局事務」とは?
「調剤薬局事務」とは、一般的な調剤薬局において事務員として働いている人のことを表す言葉です。
「調剤事務管理士」と「調剤薬局事務」の違い
「調剤事務管理士」と「調剤薬局事務」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、調剤薬局とよばれるいわゆる薬屋さんで働いている事務スタッフであることは同じですが、結論としては、資格をもっているかどうかが違います。
つまり、「調剤薬局事務」と呼ばれる事務スタッフの中で、「調剤事務管理士」という資格を所有している人が「調剤事務管理士」という呼称になります。
この有資格者は調剤に関する広範囲の知識を身に着けていることが前提なので、即戦力として動くことができ、「薬剤師」のサポートすることもできるということで重宝されています。
まとめ
この記事では、「調剤事務管理士」と「調剤薬局事務」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、前述のように資格を持っているかどうかの違いなのですが、一般的には調剤薬局で事務職として働くためには資格は必要なく、資格者の人数に関しても規定はありません。
しかし、こういった資格の存在によって、調剤事務職のエキスパートとしての客観的な認定ができるということが重要なのです。