この記事では、「炭団」と「豆炭」の違いを分かりやすく説明していきます。
「炭団」とは?
炭団は、たどんと読むべき言葉です。
漢字で記載されたこの言葉を目にすれば分かる事でしょうが、炭を団子状にするという意味から、炭団という言葉が生まれたとされています。
そんな炭団は、粉炭にふのり等の結着剤を加えて練り、団子状にして乾燥させた燃料を示すのです。
「炭団」の言葉の使い方
炭団は、炭の粉末にふのりを加えて、丸くして乾燥させて出来た燃料に対して用いられる言葉となっています。
木炭よりも安価であったため、かつて火力を得るための燃料として積極的に使用されていたのです。
「豆炭」とは?
豆炭は、まめたんと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、欧州の成形石炭を元にして、日本で改良しつつ豆状の形をしていた事から豆炭という言葉が駆使される様になったと言われているのです。
ちなみに豆炭は、、無煙炭の粉に木炭粉とかコーライト等を混ぜたものに、粘結剤を加えて豆状に成形した家庭用燃料を表します。
「豆炭」の言葉の使い方
豆炭は、文字通り豆状に作られた燃料という意味で使われる言葉です。
要するに石炭を主原料として、豆の形に作られた家庭用燃料に対して、この豆炭という言葉が利用されています。
「炭団」と「豆炭」の違い
炭団と豆炭の漢字表記を見比べると、団と豆という漢字の違いがある事を直ぐに発見可能です。
所が炭の漢字は共通しており、どちらも炭を原料に作られる燃料を表現する言葉となっている点がややこしかったりします。
とはいえ炭団は、木炭を主原料として、団子状に作られる燃料を表すのです。
一方の豆炭は、石炭を主原料としていて、豆状に作られる燃料を示します。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字の通り、炭から生み出される燃料を指し示す言葉です。
ただし炭団は、粉炭にふのりを加えて練ったものを団子の形にして乾燥させた燃料に対して用いる言葉となっています。
対する豆炭は、石炭やコークス、無煙炭等の粉を混ぜ合わせたものに、結着剤を加えて豆状の形にした固定燃料に使われる言葉です。