この記事では、「売上」と「売上高」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「売上」とは?
会社側が地道な営業して商品が売れたとき収益が上がることを「売上」【うりあげ】といいます。
サービスを提供して売り上げが上がればそれも「売上」として扱われますが、有価証券や受取利息で得た利益は対象にはなりません。
主に、先方と取引したとき発生した勘定科目を仕訳して出したものを指すわけです。
このように、個々の取引を記載した金額が主な「売上」になります。
「売上高」とは?
損益計算書に分かりやすく記入されるのが「売上高」【うりあげだか】になります。
例えば、一年間のうちに得た売上をすべて合わせた合計額から売上を値引きしたり、返品したときに空除して出した不純がない金額を指すわけです。
合計といった意味があるのが「高」であり、一定の期間内に売上た金額の詳細を集めて企業は全てを計算して出さなければなりません。
この「売上高」には商品の破損によって売上代金から控除した売上値引、得意先に一部減額して売上代金にした売上割戻、販売者に購入者が商品を返す売上戻りの3点を表記するのが損益計算書に記載する「売上高」になります。
「売上」と「売上高」の違い
「売上」と「売上高」の違いを、分かりやすく解説します。
勘定科目に記載される「売高」は、取引が発生したとき仕訳されるものであり、「売上高」は定められた期間に売れた額を合わせて出した金額という違いがあります。
「売上高」は計算して算出した合計額を「損益計算書」に分かりやすく表記するため一番上に記載されるところが違う点です。
この記載される額は売上高空除項目を減らすため売上値引きや売上戻り、割戻しといった純売上高を指します。
まとめ
似ている言葉を2つご紹介しましたが、財務省では明確に区別しています。
自分なりに2つの言葉の意味を比べて、区別すべき部分はどこか調べてみるといいでしょう。