「優に超える」と「やや超える」の違いとは?分かりやすく解釈

「優に超える」と「やや超える」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

この記事では、「優に超える」「やや超える」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「優に超える」とは?

かなり余裕があるほど上回った状態を「優に超える」【ゆうにこえる】といいます。

常識的に考えてもかなり上をいくほど大きく超えた状態であり、もう十分であるため満足している人の気持ちを表すわけです。

とくに、範囲を大きく超えた状態や数量が多く満たされている状況を表し、もう十分だと感じている人の気持ちを伝えます。


「やや超える」とは?

思ったよりも数や距離が少しだけ上回った状態を表すのが「やや超える」【ややこえる】です。

例えば、赤信号で停止するべき白線よりも「やや超えた位置で停止した」といえば、ほんの少しだけ車が停止位置より超えてしまった状況を伝えられます。

また、基準よりも数cmだけ上回った状況や、注文していた量より少し多かったという状況を伝えられる言葉です。


「優に超える」と「やや超える」の違い

ここでは「優に超える」「やや超える」の違いを、分かりやすく解説します。

一定の数量や限度を余裕持って上回ると表せるのが「優に超える」であり、予想していたよりも多かったり、距離がある状態を示すわけです。

もう一方の「やや超える」は、数個ほど多かったり、数cmといったほんの少しだけ規定の長さよりも上回った状態を表すとき使われているといった違いがあります。

「優に超える」の例文

・『注文した量よりも優に超える味噌が店舗に届いて驚いた』
・『上司より優に超える部下の発想に周囲は拍手を送った』

「やや優に超える」の例文

・『届いた飲料水の数がやや優に超えていたが、すべて買い取った』
・『やや優に超える基準ではあったが、今回は大目に見て合格にした』

まとめ

どちらも思った以上に超えている状態を表せる言葉ですが、かなり超えているか、やや上回っている状況との違いがあると覚えておくといいでしょう。