この記事では、「優に超える」と「優に過ぎる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「優に超える」とは?
考えていたよりも大きく上回る様子を表すのが「優に超える」【ゆうにこえる】です。
大幅に範囲が大きくなっている、数量が予想よりも多いといった状況を表します。
例えば、「優に超えているので不要」といえば、もう納入しなくてもいいと先方に伝えるわけです。
このように、程度や数量が十分に上回っているため、今の状態で十分であると伝えるときに使います。
「優に過ぎる」とは?
すでにかなり一定の数量を満たしている状況を「優に過ぎる」【ゆうにすぎる】といいます。
そのため、もうこれ以上必要ではないといった状況を表すわけです。
また、「時刻を優に過ぎたがまだ来ない」と待ち合わせ時間がかなり過ぎているときの状況を伝えます。
このように、かなり量が上回っている、時間が大幅に過ぎて迷惑しているといった状況を伝える言葉として使う言葉です。
「優に超える」と「優に過ぎる」の違い
「優に超える」と「優に過ぎる」の違いを、分かりやすく解説します。
思っていたよりも大幅にサイズが大きかったり、人数が多く集まった状態を表すのが「優に超える」といいます。
今までの状態よりも増えている、多くなったという状況を表すときに使われている言葉です。
もう一方の「優に過ぎる」は一定の数をかなり超えている状態であるといった点が違います。
また、「時間を優に過ぎる」といった使い方をして、待ち合わせにだいぶ遅れているので困った状況を表すわけです。
「優に超える」の例文
・『間伐に参加する人が募集する人数を優に超えていて驚いた』
・『会場に集まった技術者のレベルは驚くほど優に超えている』
「優に過ぎる」の例文
・『もう在庫の数が優に過ぎるため倉庫に入りきらない』
・『取引先が優に過ぎてから待ち合わせ場所に来たため時間がない』
まとめ
「優」を使っている言葉を2つご紹介しましたが、「超える」と「過ぎる」の違いがありますので、自分なりに意味を深堀してうまく使い分けてみるといいでしょう。