この記事では、「ゆず」と「かぼす」の違いを分かりやすく説明します。
ゆずとは?
ゆずとはミカン科ミカン属に属する柑橘類で、漢字では「柚子」と書きます。
強い酸味と独特の香りがあります。
皮は硬く酸味も強いため、果物としてそのまま食べることはほとんどありません。
薬味や調味料として料理に使われることが多いです。
砂糖を入れて煮詰めジャムにすることもありますし、チューハイ等に使われることもあります。
ゆずは中国が原産で、平安時代に日本に伝わったとされます。
日本各地で栽培されるようになりました。
冬至の日にはゆずを入れたお風呂に入る習慣があり、ゆず湯に入ると風邪をひかないと言われています。
ゆずには血行を促進して体を温める効果があります。
かぼすとは?
かぼすもミカン科ミカン属に属する柑橘類で、ゆずの近縁種とされます。
酸味がありますが甘味もあり、酸味と甘みのバランスが良いのが特徴です。
熟すと黄色くなりますが、熟す前の青い時期の方が香りが良いので熟す前に収穫します。
焼き魚などに添えたり、鍋料理のポン酢などにして食べることが多いです。
ドレッシングにしたり、酢の物に使うこともあります。
日本の主な産地には、大分県が挙げられます。
ゆずとかぼすの違い
ゆずとかぼすはどちらもミカン科ミカン属に属する柑橘類です。
大きさはかぼすの方が大きく、その分果汁も多く含まれています。
また、かぼすは熟す前の青い実を収穫しますが、ゆずは黄色く熟した状態で収穫することが多いです。
ただし、熟す前の青い状態で収穫した青ゆずも流通しています。
酸味が強いのはゆずの方です。
かぼすにに酸味の元になるクエン酸がゆずよりも多く含まれますが、甘みもあるため甘味と酸味のバランスがちょうどよくなっています。
まとめ
ゆずとかぼすには、大きさや味、含まれている成分などに違いがあります。
大きいのはかぼすで、酸味が強く独特の香りがあるのはゆずになります。