この記事では、「かき揚げ」と「天ぷら」の違いを分かりやすく説明していきます。
「かき揚げ」とは?
揚げ物の一種です。
魚介類や野菜などを刻み、溶いた小麦粉を衣とし、油で揚げた食べものです。
天つゆや塩などをつけて食べます。
作り方を簡単に説明します。
具材には、大根、ニンジン、春菊、インゲンなどの野菜、エビ、貝柱、イカなどの魚介類などを用います。
具材を細かく刻みます。
ボウルに卵を割り入れてほぐし、冷水と小麦粉を加えて混ぜ合わせます。
ねばりが出ないように混ぜ合わせることがポイントです。
ここに刻んだ具材を玉じゃくし1杯ほど入れて、衣をつけます。
これを熱した油に入れて揚げます。
カリっと揚がったら完成です。
カリっと揚げるためにはコツがあります。
小麦粉はねばりが出るまで混ぜてはいけません。
卵、冷水に小麦粉を加えたら、ささっとねばりが出ないようにかき混ぜます。
このときに、冷水を使用することもポイントです。
難しいのが、タネの形を整えることです。
木べらの上にタネを乗せて形を整え、そしてそっと油に投入すると、形を整えやすいです。
油に入れたらしばらくは触らず、表面が固まったらひっくり返します。
中心は火が通りにくいので、中央に菜箸を指して穴をあけて火を通りやすくします。
「かき揚げ」の言葉の使い方
魚介類や野菜を刻んだものを、溶いた小麦粉でまとめて、油で揚げた食べものを指して用いる言葉です。
「天ぷら」とは?
魚介類や野菜に小麦粉を主体とした衣をつけ、油で揚げた食べもののことです。
魚介類にはエビ、イカなど、野菜にはニンジン、レンコン、カボチャ、ナスなどが用いられます。
作り方を簡単に説明します。
エビは殻をむいて、背ワタを取り除きます。
ナスは半分に、レンコンは5mmの幅に輪切りにします。
卵、冷水、小麦粉を混ぜ合わせて衣を作ります。
これを魚介類や野菜につけて、食用油で揚げます。
カリっと揚がったら完成です。
この料理に使用する具材は細かく刻まない特徴があります。
細かく刻めば具材の中まで火が通りやすいのですが、刻んでいないものは中まで火が通りにくいです。
そのため、しっかりと火を通すために、具材の大きさをそろえることが重要です。
衣に使用する水は冷水を使用します。
そして、小麦粉を加えてからは混ぜ過ぎないようにします。
「天ぷら」の言葉の使い方
魚介類や野菜などに小麦粉で作った衣をつけて油で揚げた食べものを指して用いる言葉です。
「かき揚げ」と「天ぷら」の違い
エビやイカなどの魚介類、ニンジンやレンコンなどの野菜を使用し、小麦粉を主体にした衣をつけて揚げたものである点が似ています。
違いは、具材を細かくしているかです。
前者は刻んだ具材を使用しており、後者は具材は刻んでいません。
まとめ
同じような材料を使用し、同じ調理法をしている食べ物ですが、具材を刻んで細かくしているか、細かくしていないかに違いがあります。