この記事では、「タロイモ」と「里芋」の違いについて紹介します。
タロイモとは?
タロイモとは、サトイモ科に属する植物のうち食用として栽培されているイモのことをいいます。
タロイモは世界各地で食べられていて、特定の野菜を指すわけではありません。
里芋やエビイモ、タイモ、タケノコイモ、ヤムイモ等は全てタロイモになります。
タロイモの原産地は東南アジアで、1万年以上前から食べられていた歴史があります。
タロイモを主食としている民族や地域もあり、ハワイやフィジー、ニューカレドニアなどでは主食の1つとして食べられています。
タロイモを使った料理には、ハワイのラウラウがあります。
タロイモと豚肉をタロイモの葉で包んで蒸し焼きにする伝統料理です。
里芋とは?
里芋は日本でも馴染み深い野菜で、サトイモ科に属する植物の地中部にできる塊茎部分を食用とする野菜です。
大きな葉がついた葉柄が地上に生えており、地中では成長した茎の下部が親イモになります。
その周りに子イモができていきます。
日本に伝来したのは縄文時代で、古い時代から食べられてきました。
月見の宴や正月などにも欠かせない食材の1つでした。
親イモの周りに子イモができ、さらに孫イモもできることから子孫?栄を象徴する縁起の良い食べ物でもあります。
里芋にはミネラルや食物繊維も豊富に含まれています。
加熱するとねっとりとした食感になり、煮物や汁物など幅広い料理に使われます。
里芋を皮のまま蒸して食べる「きぬかつぎ」という料理もあります。
タロイモと里芋の違い
タロイモには色々な種類があり、その中の1つが里芋です。
英語では里芋のことを「taro(タロ)」と言いますが、日本では里芋をタロイモと呼ぶことはほとんどありません。
タロイモというとハワイ料理などに使われるイモのことを指すことが多いです。
まとめ
タロイモには色々な種類があり、その中の1つが里芋です。
ただし、日本では里芋をタロイモと呼ぶことはほとんどありません。