この記事では、「カムカム」と「アセロラ」の違いを分かりやすく説明します。
「カムカム」とは?
カムカムとは、ペルーのアマゾン川流域で育つフトモモ科の樹木とその果実のことをいいます。
カムカム(Camu Camu)という名前は、魚がその実を食べる時の音が由来とされます。
カムカムの果実は赤紫色をしており、ビタミンCが豊富に含まれています。
そのビタミンCの含有量は、世界の果物の中でもトップを誇ります。
カムカムの果汁100g当たり、2800mgものビタミンCが含まれています。
これはレモンの60倍にもなります。
また、ポリフェノールも豊富なので、美容や健康に良いスーパーフルーツとして注目されています。
「アセロラ」とは?
アセロラとは熱帯地域に自生している樹木とその果実で、ビタミンCが豊富なことで知られています。
スペイン語の「acerola」をそのまま日本語読みした言葉になります。
西インド諸島が原産とされており、果実は鮮やかな赤い色をしています。
日本では果物としては流通していませんが、ドリンクやゼリーなどに加工したものは販売されています。
また、沖縄県で栽培が行われていますが、強い日差しが降り注ぐ熱帯地域でしか育たないのでとても国産のアセロラはとても貴重です。
「カムカム」と「アセロラ」の違い
カムカムもアセロラもビタミンCが豊富に含まれる果物ですが、ビタミンCの含有量はカムカムの方が多いです。
日本ではカムカムは果実としては流通していません。
これはペルー政府が果実の輸出を禁止しているからです。
加工されたものは輸出されているので、日本でもカムカムのパウダー等は手に入ります。
アセロラは沖縄県で栽培されているため、数は非常に少ないのですが果物も流通しています。
まとめ
カムカムとアセロラの違いは、ビタミンCの含有量にあります。
どちらもビタミンCが豊富に含まれていますが、よりビタミンCが多いのはカムカムの方です。